無限大の刃物 〜後編〜
(一応自分で書いたネタは擦ります)
復習
スライサー
とは、文字列などを切り裂き、抜き出したりするときに使う。
「あいうえお」という例文を使っているが、それぞれの文字はプログラムの中では下記の通りに処理される。
文字 | 位置 |
---|---|
あ | 0文字目 |
い | 1文字目 |
う | 2文字目 |
え | 3文字目 |
お | 4文字目 |
また、[n:m]
はn文字目からm-1文字目
みたいな感じの意味だから気をつけてほしい。
ちなみに実行コードは下記の通りだ。
>>> 'あいうえお'[0:3]
'あいう'
>>> 'あいうえお'[:4]
'あいうえ'
>>> 'あいうえお'[2:]
'うえお'
>>> 'あいうえお'[3]
'え'
>>> 'あいうえお'[3:10]
'えお'
>>> 'あいうえお'[:-2]
'あいう'
[3]
なんか急にコロンが消えましたね。どうしたんでしょうか。セミコロンに進化でもしてくれるのでしょうか。だとしたら今すぐ飴をあげなきゃいけませんね。それかBボタン連打でも。
このコロンなしの場合は「3文字目だけ」という意味です。
なので、先ほどの表に照らし合わせて、3文字目は「え」なので、結果としては「え」となります。
これは少しおぼえておいた方がいいです。(そのうち文字以外にも使います。)
[3:10]
これはそのまんま考えましょう。
3文字目から10文字目
。
「えーと...10文字もありましたっけ...?」
このように、5文字しかない中で、本当はMAXが「4」ですが、それより多く指定することもできます。
この場合、Pythonでは特に何も起きず、普通に最後まで帰ってきます。
しかし、とても推奨されないものです。
基本的には、範囲内でのみ使いましょう。
後で「範囲外でもいけるんだよな」みたいな知識で色々作ってると、エラーが起きたりする場合があります。
[:-2]
マイナスですね。
0文字目より下に行くと思ったあなた、観点は素晴らしいですが違います。
マイナス数字は、最後からの数字を表しています。
よって、-2
は最後から2文字目を表していることになりますね。
よりわかりやすく説明しましょう。
[:-0]
はあいうえお
(0だから変化なし)
[:-1]
はあいうえ
[:-2]
はあいう
です。(?)
まぁ、減っていくと考えて貰えば...
結果として、あいう
となります。
どうよ! これがスライサーよ!
これがスライサーです。
文字列や、配列などを分裂させます。
次回は、このスライサーや更に新しい関数を使って、コマンドっぽいものを再現してみましょう。
というわけで、今日の記事はここまでです。 もしよろしければ記事へのいいねをして、次回記事をお楽しみに!