スマホ向けアプリのお時間です
今回は、.NET MAUIを使用してスマホ向けアプリを作ってみたいと思います。
スマホ向けアプリってなんか難しそうなイメージありますよね。
スマホ向けというよりマルチプラットフォーム向けアプリを作るのは難しそうです。
それでも簡単にマルチプラットフォーム向けアプリが作れるもののうち、今回は.NET MAUIを使用してみたいと思います。
.NET MAUIとは
.NET MAUIは、.NET Multi-platform App UIの略で、.NETでマルチプラットフォーム向けアプリを作るためのフレームワークです。
まぁ簡単に言えば、HTMLみたいなXAMLでビューを書いて、C#で構造を書いてアプリを作れるよっていうやつです。
というわけで、作ってみよう
まずは何も考えずにVS23を開いて、新しいプロジェクトの作成、.NET MAUI アプリ
を選択します。
プロジェクト名やフォルダの場所をいい感じに決め、フレームワークもめんどくさいからデフォのままで作成します。
とりあえずこの画面まではもってこれましたかね?
とりあえず動かしてみよう
とりあえず動かしてみましょう。
こんな感じの画面が出てきたら成功です。
てかなんか前とデザイン違うなこれ...
じゃ、編集してみよう
アプリケーション本体はMainPage.xaml
とMainPage.xaml.cs
に書かれています。
まずはMainPage.xaml
を開いてみましょう。
なんかLabel
って書いてあるやつがあると思います。
これはラベルというもので、テキストを表示するためのものです。
<Label
- Text="Hello, World!"
+ Text="こんにちはあああああああああ"
Style="{StaticResource Headline}"
SemanticProperties.HeadingLevel="Level1" />
と、編集するだけでホットリロード機能によって、勝手に変更が反映されます。
結構便利ですね~!
次に、MainPage.xaml.cs
を開いてみましょう。
private void OnCounterClicked(object sender, EventArgs e)
{
count++;
+ count++;
if (count == 1)
CounterBtn.Text = $"Clicked {count} time";
else
CounterBtn.Text = $"Clicked {count} times";
SemanticScreenReader.Announce(CounterBtn.Text);
}
count++;
の下にcount++;
を追加します。
このcount
というのは、クリックした回数を記録するための変数です。
このインクリメントを2回にすることで、クリックした回数が2倍になります。クッキークリッカーみたい。
C#コードの編集には再コンパイルが必要なので、リビルドを行います。
リビルドしたらClick me
のボタンを押してみましょう。
さっきまで1づつしか増えなかったのが、2づつ増えるようになっているはずです。
スマホ向けに発行する方法
残念ながら私は実機のスマートフォンを持っていないので検証はできないのですが一応
まずはビルドターゲットを指定します。
ビルドターゲットは画面上部からから選択できます。
android、ios、maccatalyst(macOS)、windowsですね。
次に発行をしていきます。
ソリューションエクスプローラーにあるプロジェクトを右クリックします。
「発行」を選択します。
発行のためのウィザードが出てくるので、適当に設定していくと発行できます。
(といっても、Windows環境で発行できるのはWindowsとAndroidのみですが...(さらに私はAndroidでの発行に苦戦した記憶があるから実質簡単に発行できるのはWindowsだけ))
まとめ
というわけで、今回は.NET MAUIを使用してスマホ向けアプリを作ってみました。
あんま作ってませんが。
導入のための一歩となれば幸いです。
というわけで、「スマホ向けアプリでも作ってみない?」