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【14日目】正規表現と最近できた落とし穴②【PythonでDiscordBOTを作ろう!】

Last updated at Posted at 2022-12-13

今度こそ正規表現

猫に反応するにはこうやってみましょう。

main.py - async def on_message
@bot.event
async def on_message(message: nextcord.Message):
    if re.search(r"[ねネネ][こココ]|猫", message.content):
        await message.reply("にゃーん")

はて...となったと思います。

分解して考えます。

[ねネネ]

この[](かくかっこ)の説明です。
かくかっこは、中の文字どれかと判定します。

re.search(r"[ねネネ]", "") # 〇
re.search(r"[ねネネ]", "") # 〇
re.search(r"[ねネネ]", "")  # 〇
re.search(r"[ねネネ]", "")  # ×

[ねネネ][こココ]

分かりやすく考えるためには[ねネネ][こココ]をそれぞれ一文字だと思ってください。
たとえば、それぞれABとおきましょう。

re.search(r"AB", "AB") # 〇
re.search(r"AB", "A") # ×
re.search(r"AB", "B")  # ×
re.search(r"AB", "BA")  # ×

すると、普通の文字のように、ちゃんと文字並びじゃないと判定があっていないことになります。
あたりまえですよね。

これの、ABを、[ねネネ][こココ]にして置き換えます。

re.search(r"[ねネネ][こココ]", "ねこ") # 〇
re.search(r"[ねネネ][こココ]", "ネコ") # 〇
re.search(r"[ねネネ][こココ]", "ネこ") # 〇
re.search(r"[ねネネ][こココ]", "こね") # ×

よって、1文字目が、「ね」か「ネ」か「ネ」に当てはまり、2文字目が「こ」か「コ」か「コ」に当てはまる文字列が[ねネネ][こココ]となります。
分かりやすく言えば「シュレディンガーの猫」です!
「ね」と「ネ」と「ネ」の状態が同時に存在している文字列です。(ナニソレ)

猫です。よろしくお願いします。

re.search(r"", "") # 〇
re.search(r"", "") # ×

[ねネネ][こココ]|猫

最後です。
この縦棒|についてです。
JavaScriptをやってるような人なら分かる人もいるかもしれませんが、またはです。

A|Bだったら、「AまたはB」です。
AかBだったら判定に合っていることになります。

re.search(r"猫|犬", "") # 〇
re.search(r"猫|犬", "") # 〇
re.search(r"猫|犬", "") # ×

おっしゃ完璧や!

正規表現の詳しい書き方については、優しい方がまとめていただいてる記事を載せさせていただきます。

というわけで、先ほどのコードを実行してみましょう。

image.png

というわけで、猫に反応するBOTが出来上がりました。

これで相手方にも喜ばれますね。

次回予告

次回は、ギコギコはせずスーっと切れるスライサーとかについて紹介したいと思います。

というわけで、今日の記事はここまでです。
もしよろしければ記事へのいいねをして、次回記事をお楽しみに!

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