はじめに
この記事はフリュー Advent Calendar 2023の9日目の記事となります。
エンジニア→エンジニアマネージャーを経て現在プロダクトオーナーをしています
今日はエンジニアマネージャーのときに実施したリーダーシップ研修について紹介します。
リーダーシップとは
リーダーシップの話をすると、「リーダーに必要なスキル」と聞きますがリーダーのみに求められるスキルではありません。
リーダーシップの定義はいろいろありますが、私は "人に与える影響力" として定義し研修を作りました。
研修内容
月1ペースで実施しました。内容は現在のメンバーに合わせて作りましたがチームマネジメントからは参加者のリクエストにより実施
- 周囲との関係性と周囲からの期待
- 自己理解・他社理解
- チームマネジメント①1on1
- チームマネジメント②関係構築
- チームマネジメント③成長支援
その中で今回は 周囲との関係性と周囲からの期待 について少し紹介しようと思います。
周囲との関係性と周囲からの期待
miroを使ってワークを行いました。
ワークの狙い
- 視野を広げる(関係者は思っているよりたくさんいる)
- 視座を変える(役割を理解し、その立場に立って考える)
- 頭の中で考えていることを可視化、言語化し、認識を高める
ワーク内容
以下の問いかけをし、付箋に書き出す。(実際は付箋ですが一部を紹介します)
❓あなたはどんな人たちと働いていますか?
よく関わる人(例えばチームメンバーなど)には興味関心が高いと思いますが、仕事はたくさんの人たちで成り立っています。
< ◯◯チーム、▲▲チームと・・あとは上司もかな
< 事業部長とか部門長もか〜別の事業部の人も関わりあるなあ
❓その関係者はどのような役割ですか?
組織名は言えても、役割までは言語化できないことってありますね。
どんなミッションで仕事をしているかを認識してみましょう。
< なんとなくイメージはあるんだけど言語化むずかしい・・
< 上司のさんの役割ってなんだ?僕たちの育成とかかな?
❓その関係者たちからどんな期待をされていますか?
上司なら1on1や目標面談などで直接話を聞いたりできていそうですね。
ではチームメンバー、他チームからはどんな期待をされているでしょうか。
その立場に立ってみてどんな期待をしているかを考えてみます。
< 上司からはこうかな!うーん、もしかしたらこれも期待されているかも・・
< その人になりきってみて考えてみたら結構でてくるね!
❓それぞれの期待について応えることができていますか?
役割や期待を理解できているものは実行できていますね。また意識下にはなかったものもできているものもありそうです。
その立場にたってみて期待自体が意識配下になかったらそれに応えることもできないですよね。
< これはできてる!これはできてないな・・・
< 期待は「もっと早くリリースしてほしい」 期待値までいけてないなあ
実際のワークイメージ
ワークを実施するために例として私自身がワーク前に「磯野家のカツオ」として書いてみたものを紹介します
書いてみて思ったのがまず関係者がちゃんとかけない。(名前が出てこなかったり)
なにを期待されてるんだろう?も言語化するのは難しかったです。普段から怒られてたり言われてることだとわりと書きやすかったので、関係性が近いほど書きやすいのかな?とは感じました。
周囲の役割、関係性、期待を理解した上で「障害かも!?」が発生したときのフローを考えよう
だれがだれにどのようになにをするかのフローを考えてもらい、miroでフローを可視化してもらいました。
役割や関心事を知ることでどのように連携するとよいか考えやすくなりますね。
以下は実際に作ってもらったフローです。
ワークを実施しての参加者の気づき
たくさんの気づき、素敵な感想をもらいました
- 各チームや部署など多くの関係者がいることを認識できた
→視野が広がった - チームへの期待と自分の現状を知ることができた
- 自分たちのチームが求められていることについて考えられたのがよかった
→視座を変えて考えられるようになった - チームでもこのワークを実施したい
- 自分が考える「リーダーシップ」について、ちゃんと言語化できるようになりたい
→言語化、可視化の重要性がわかった
さいごに
また機会があれば他の研修内容も紹介できればと思います!
JOBチェンジしたてなのでまた落ち着いたら研修の続きも実施できたらいいなと思っています。
おまけ
5回の研修を終えた参加者にプレゼントしました