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yum updateには気をつけよう

Last updated at Posted at 2023-12-20

この記事は、RHEL(RedHat Enterprise Linux)をEC2インスタンスで利用する際に「yum update」を行ったら、OSまでアップデートされてしまったので、それを回避する方法をまとめました。

そもそも、yumってなんだ?

インストールやアップデート、アンインストールを行うことができる、パッケージ管理システムのこと。

yum以外にも、Debian系ではaptやyumの後継版としてdnfが使われていたりします。

yum updateって何してる?

バージョン管理を主に行っているようです。
yum update実行後は、インストールされているパッケージが全て最新のものに更新されます。

OSのバージョンアップを行わずに、yum updateを行う方法

yum updateを行わないという選択肢もありますが、脆弱性が改善されていたり仕様が変更されていたりするため、なにかと行っていた方が良いのかと思います。

使用したAMI(OS)

RHEL-8.6.0_HVM-20231114-x86_64-59-Hourly2-GP3

一時的にOSのバージョンアップを行わない方法

$ sudo yum update --exclude=redhat-release*

yum updateをする際に、オプションでOSのバージョンアップを行わないように指定します。

あくまで一時的にバージョンアップを行わない方法なので、常にバージョンアップを行わない方法は次を参考にしてください。

常にOSのバージョンアップを行わない方法

一時的にrootユーザへ切り替えます。

$ sudo su -

その後、yum.confを編集します。

# vi /etc/yum.conf

※ここではviを使用していますが、お好きなエディタをお使いください。

yum.confが開けたら、

exclude=redhat-release*

を追記します。

実際に変更したyum.confはこんな感じ↓
8660213f-7e2c-4994-b609-25428aa71326.png

準備ができたので、yum updateをしてみます。

# yum update

最後に、OSの確認をします。

# cat /etc/system-release

無題の画像.png
指定したバージョンと異なっていなければ大丈夫です!

最後に

今回は、RHELでOSのバージョンアップが行われないようにyum updateを行う方法を記事にしました。
Amazon Linuxや他のOSでは方法が異なるようなので、また検証をしていきたいと思います。

不慣れて分かりにくい点もあったかと思いますが、お役に立てたら幸いです!
読んでいただき、ありがとうございました。

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