複数のリストを扱う
リスト
複数のデータをまとめて管理するにはリストというものを使います。
リストは、[要素1, 要素2, ...]のように作ります。リストに入っているそれぞれの値のことを要素と呼びます。
リストを使うと、複数の文字列や複数の数値を1つのものとして管理することができます。
# 文字列のリスト
['apple', 'orange', 'banana']
# 数値のリスト
[1,2,3]
# 文字列と数値のリスト
['apple', 'orange', 'banana',1,2,3]
リストを変数に代入
リストも1つの値なので変数に代入することができます。
リストを代入する変数名は慣習上複数形にすることが多い。
fruits = ['apple', 'orange', 'banana']
print(fruits)
['apple', 'orange', 'banana']
リストの要素を取得
リストの要素には、前から順に「0, 1, 2,・・・」とインデックス番号が割り振られています。インデックス番号は0から始まる。リストの各要素は、リスト[インデックス番号]とすることで取得する。
fruits = ['apple', 'orange', 'banana']
print(fruits[1])
orange
リストの要素の更新・追加
リストの要素を更新
リスト[インデックス番号]=値
とするとリストの指定したインデックス番号の要素を更新できる。
fruits = ['apple', 'orange', 'banana']
fruits[1]= 'grape'
print(fruits)
['apple', 'grape', 'banana']
リストに要素を追加する
リスト.append(値)
とするとすでに定義されているリストの末尾に新たな要素を追加できる。
fruits = ['apple', 'orange', 'banana']
fruits.append('grape')
print(fruits)
['apple', 'orange', 'banana', 'grape']
for文
for文の書き方
for 変数名 in リスト:
とするとリストの要素の数だけ、処理を繰り返すことができる。
fruits = ['apple', 'orange', 'banana']
for fruit in fruits:
print('好きな果物は' + fruit + 'です')
好きな果物はappleです
好きな果物はorangeです
好きな果物はbananaです
辞書
辞書は{}で囲み、キーと値の間はコロン(:)、要素同士の間はコンマ(,)で区切り{キー1: 値1, キー2: 値2, …}のように作ります。ほとんどの場合、キーには文字列が使われます。
fruits = {'apple':'red', 'banana':'yellow', 'grape':'purple'}
print(fruits)
{'apple':'red', 'banana':'yellow', 'grape':'purple'}
辞書の値を取り出すには、取り出したい値に対応するキー
を用いて辞書名[キー]
のように書きます。
fruits = {'apple':'red', 'banana':'yellow', 'grape':'purple'}
print('appleの色は' + fruits['apple'] + 'です')
appleの色はredです
辞書の要素の更新・追加
辞書の要素を更新する
辞書はリストと同じように要素の更新と追加をすることができます。
辞書名[キー名] = 値
と書くことで要素の更新をすることができます。
fruits = {'apple':'red', 'banana':'yellow', 'grape':'purple'}
fruits['apple'] = 'green'
print('appleの色は' + fruits['apple'] + 'です')
appleの色はgreenです
辞書に要素を追加する
辞書名[新しいキー名] = 値
と書くことで辞書に新しい要素を追加することができます。
fruits = {'apple':'red', 'banana':'yellow'}
fruits['peach'] = 'pink'
print(fruits)
{'apple':'red', 'banana':'yellow', 'peach':'pink'}
for文(2)
辞書の要素を全て取得する
リストと同じように、辞書もfor文を用いて要素を1つずつ取り出し、処理を行うことができます。for 変数名 in 辞書:
と書くことで繰り返し処理をすることができます。
fruits = {'apple':'red', 'banana':'yellow', 'grape':'purple'}
for fruit_key in fruits:
print(fruit_key + 'の色は' + fruits[fruit_key] + 'です')
appleの色はredです
bananaの色はyellowです
grapeの色はpurpleです
いろいろな処理をする
while文
while文を使うと、ある条件に当てはまる間、処理を繰り返す
が可能。
while 条件式:
のように書きく。条件式の結果がTrueの間、while文内の処理を繰り返す。
x = 1
while x <= 1:
print(x)
x += 1
break
breakを使うと繰り返し処理を終了
することができます。if文などの条件分岐と組み合わせて使う。
while文でも同じように使うことができる。
numbers = [1, 2, 3, 4, 5, 6]
for number in numbers:
print(number)
if number == 3:
break
continue
continueはその周の処理だけをスキップ
することができる。
if文やwhile文などと組み合わせて利用する。
numbers = [1, 2, 3, 4, 5, 6]
for number in numbers:
if number % 2 == 0:
continue
print(number)