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Redmineを使い始めるための初期設定

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この記事について

私がプロジェクト運営で Redmine を使うに当たって、行う初期設定を記載しておきます。

対象読者

  • これから Redmine の導入を検討している方。
  • Redmine 運用について、他の設定例を見たい方

環境

  • ESXi 上に構築した Centos7

インストール手順

Redmine のインストールが完了し、最初にトップ画面が出てからの設定です。
インストール手順については、下記サイトを参考にします。

初期設定

基本方針

なるべくカスタムフィールドを作成せずに、チケットテンプレートを駆使しての構築を目指しています。カスタムフィールドを使うとどうしても管理が難しくなったり、レイアウトに要望が出て使いにくい印象を与えてしまうので。
とは言っても、使用が0というわけではありません。

テーマ

数々のテーマが(主に海外から)作成されて発信されています。個人的には「farend_fancy」一択でよいと思っています。
理由としては、

  • Redmineで何か情報を探した場合は、このテーマの使用率が高い気がする
  • 日本語で見やすいようにCSSが調整されている

点です。

farend_fancy(GitHub)

プラグイン

  • view-customize(GitHub) … js, css を記述して、Redmineの見栄えやレイアウトを調整します。Redmine本体に傷を付けずにカスタマイズできる便利なツールです。
  • issue_templates … チケットのテンプレートを作成できます。
  • Easy Gantt(開発元) … 高機能なガントチャートなどを提供してくれます。機能が豊富で全然使いこなせていないです。

トラッカー

名称 説明
QA 質問対応
課題 課題対応
バグ バグ対応
設計 要件定義~コーディングまで設計と見なしています
テスト すべてのテスト工程
環境構築 HW環境、NW環境、データ環境など
見積 見積対応
要望 要望対応
タスク 雑務対応(上記トラッカー以外でCSに影響しそうな内容)
その他 その他(使わないのが望ましい)

「トラッカー」運用

  • 迷ったら「QA」。大規模な構築で複数の関係者がいるならば、全て「QA」でよいと思う。トラッカーを判断し、担当者をアサインするのはPLのお仕事。小規模であればPLがいろいろな役割を持つと思うので都度判断になると思われる。
  • 一度登録したトラッカーは変更しない。例えば「QA」としたが、バグだと判明した場合は「バグ」として新規に作成する。

チケットステータス

名称 説明
新規 受付状態
様子見 情報収集中など
進行中 着手
対応済 完了 リリース済まで含む
承認済 発信者が納得した状態
完了 対応完了
却下 取り下げ案件

「ステータス」運用

新規以降のステータスについては、細かく変更するのは面倒になってしまうので、基本ルールとして そのステータス状態が1日以上続くのであれば飛ばしてOKとする
例えば、着手から対応済までが2~3時間で終わるならば、新規→対応済への変更でもよいと思う。
いずれにしても、毎朝もしくは毎夕、週1の決まったタイミングで自分のアサインされたチケットステータスは棚卸するというルールが必要と考える。

優先度

名称 利用例
クリティカルパスに影響しない突発的内容や立ち消えになりそうな要望など
通常 スケジュールや計画通りの場合
今の手持ち作業が終われば実施
即時 他の全ての作業を中断して取り掛かる

他の判断基準として

名称 利用例
クリティカルパスに影響しない
通常 クリティカルパス及び計画通り
クリティカルパス及び社内外に影響
即時 遅延や社内外の作業が中断している場合

「優先順位」は何か1つを決めること(昔誰かに言われた)ということを念頭にすると、優先度の項目は数が少なくなる。

「優先度」運用

  • 1担当者に適用できる「即時」は1つまでなどのルールを決める。
  • 1担当者に適用できる「高」は2つまでなどのルールを決める。

働き方改革があるので「高」「即時」は、残業に繋がる可能性が高い。また、1担当者に集中すると過負荷必至なので、ルールを設ける。

感想

会社の数 × プロジェクトの数 だけ、設定や運用例があると思いますが参考にして頂ければと思います。

参考サイト

参考にさせて頂きました。ありがとうございました。

その他、思いつけば加筆修正します。

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