#はじめに
昨年9月からプログラミングスクールに通って、プログラミングを勉強し始めてから早半年、この度、自社開発企業複数社様から内定をいただくことができました。
そこで、スクールのカリキュラム終了後から転職活動までの経験をこれから複数回に分けて投稿していこうと思います。
こんな人もいるんだなあという感じで見てください。
第二回はWantedlyの活用方法について書いていきます!
第一回では、ポートフォリオの作り方について書いているので、そちらもよかったら見てください。
#転職活動開始前の活用法
###業界・求める人物像について理解する
まだポートフォリオサイトとかも完成していなくて、転職活動なんてまだまだ先...という方でもおすすめの活用法が1つあります。それは、__実際の求人を見てみる__ということです。スクール等に通っている方で、漠然とエンジニアへの憧れはあるものの、業界についてはほとんど知らないという方は多いかと思います。かく言うぼくもその一人でした。そういう方は、一旦、Wantedlyに登録してみて求人を見てみるのがいいと思います。具体的には、以下の点に着目して見るといいと思います。
- どんな業界があるか
- 地域ごとの掲載数の違いは?(特に東京以外での就職を希望する場合)
- 応募条件は?
この中でも、特に応募条件については個人的に重要だと思います。理由は主に2つあります。
1つ目は、ポテンシャル採用してくれる企業がどれぐらい存在するかが分かるということです。よく、最近は未経験からの転職は厳しい...なんて言葉を聞きますが、そういう言葉に一喜一憂する前に、実際にどれくらい求人があるのか、ちゃんと理解することが重要だと思います。
2つ目は、学ぶべき技術レベルが分かるということです。よくポートフォリオサイトにDockerやCircleCIを導入すべきって話を聞きますが、この辺の知識を必須条件としてる企業は見かけたことがありませんでした。なので、ぼくはこのへんの知識はすっ飛ばして転職活動を始めるという判断材料に求人情報を使いました。
#いざ応募へ
###応募する前にプロフィールを充実させる
ポートフォリオサイトも完成し、転職活動への熱が高まると、「いざ応募するぞ!」となるかと思いますが、少しだけ待ってください。その前にマストですべきことがあります。それは、Wantedlyのプロフィールを充実させることです。特に、紹介文とこの先やってみたいことを__1000字__以上埋めるべきです。この考えは、YUJIさんというユーチューバーの方の以下の動画を参考にさせていただきました。(余談ですが、YUJIさんは実際未経験からエンジニア転職された方で、他にも必見な動画が多くあるので、ぜひ見てみてください。)
紹介文の内容については何でもいいと思うんですが、上記動画にある通り自分の人生を学生時代から遡ってまとめられるとかなり高評価だと思います。ちなみに、ぼくはそこまで出来ず、履歴書の内容をコピペして自己PRとか書いてました。
また、この先やってみたいことは、面接でもかなりの確率で聞かれるので、この機会に近い将来、遠い将来に分けて考えておくといいと思います。ここに加えて、少し字数が1000字に足りなかったので、ぼくはエンジニアになったきっかけを付け足しました。
こんな感じで履歴書の内容丸写しのプロフィールですが、4~50%程度の確率でカジュアル面談まで進むことが出来ました(*対象は、実務未経験が必須ではない企業)。
あとは、この時点でポートフォリオやGitHubの履歴は見られたりするので、対象のリンクを貼ったり、しっかり毎日プッシュしておくことも大事かなと思います。
###応募する企業を選別しすぎない
実際に応募する際にも、注意すべき点があります。それは、__少しでも気になった企業に対して、応募するのを躊躇しない__ということです。上記でも少し触れましたが、実際、応募してもカジュアル面談まで進めないケースの方が多いです。なので、この時点で自分の志望順位とかはあまり考えず、気になったらすぐ応募して、1つでも多くの企業と面談するチャンスを増やす方が賢明かなと思います。逆に、この時点での自分の志望順位にこだわって応募を躊躇してしまうと、以下のようなデメリットが考えられます。
- 返信が返って来なかった場合にショックを受けてしまう
- 応募を悩んでるうちに、他の候補者がどんどん応募して遅れを取ってしまう
- 色々な企業から話を聞いて、業界理解を深めるチャンスを自ら潰してしまう
まず、1つ目に関してですが、転職活動をする上で大事な要素の1つとして、いかに感情の浮き沈みを小さくするかがあると思います。なので、まだカジュアル面談の段階で一喜一憂するのは、得策じゃないかなと思います。
また、3つ目が個人的に一番重要だと思うのですが、前職がIT業界でもない限り、自分たちはIT業界に関して全く知りません。その中で決めた志望順位ってそこまで根拠があるか怪しいし、いざ話を聞いてみることで、志望順位が劇的に変わることもよくあることだと思います。なので、初めから選択肢を狭めず、色々な企業から話を聞くスタンスは重要だと思います。
###求人の検索頻度
Wantedlyで求人探しをしていると、連日たくさんの求人が流れて来る中で、どれぐらいの頻度で求人を検索すればよいか?と疑問に思うかもしれません。これに対するぼくの答えは、Wantedlyで求人探しをしている間は__毎日__です。というのも人気求人は1週間も経てば何十件と応募が殺到します。そんな中、古い求人に応募してもカジュアル面談まで進む確率はどうしても落ちてしまうと思うので、自分が行きたい企業の求人を見逃さないためにも、毎日検索することをおすすめします。
#カジュアル面談について
###カジュアル面談の概要
ぼく自身、カジュアル面談は7度経験しましたが、そのほとんどで、面談時間は約1時間、__内訳は、2~30分間が企業の説明で、残り時間で質疑応答__という感じで進みました。面談の内容としては、稀に面接のように候補者自身に関する質問をされる場合はありますが、基本的に候補者への深掘りはないのでリラックスして臨めばよいと思います。もし、面接に近い面談の場合でも、早い段階での面接練習になりますし、うまく答えられなかったとしても、面談の中で得られる業界知識等のメリットの方が大きいと思うので、あまり気にしすぎないことをおすすめします。では、最初の企業説明を聞いたあと、残りの時間で何を質問すればいいかについて、次で見ていこうと思います。
###カジュアル面談での質問内容
カジュアル面談で何を質問すべきか?ということですが、ぼくの答えは「何でもいい」です。基本的に、ここで聞いた内容が選考に直結するとは考えにくいので、気になったことは何でも聞いていいと思います。ただ、相手も人間なので、年収のことなど、初対面の方に聞いて悪印象を持たれない程度の配慮はしましょう。
と、ここで終わってしまうとわざわざ改まってこの章を書いた意味がないので、ここからは、実際ぼくがどのような質問をしたかについて書いていこうと思います。質問は、__その企業ごとの質問__と__どの企業にも使えそうな質問__の2つを持っておくとよいと思います。ぼくの感覚だと前者と後者をだいたい__3:7__ぐらいの割合で持ってました。具体的に、それぞれの内容を以下で見ていきます。
####企業ごとの質問
Wantedlyの求人等を見て、気になったことを聞いてました。製品の特徴や競合他社との違い、またその企業独自の福利厚生制度なんかがあればそれについても聞いてました。これに加えて、実際面談で話を聞く中で気になった点を聞く感じでした。
####どの企業でも使えそうな質問
これは、自分の中で何個か定型的な質問を持っていました。いくつか具体的をあげると、以下の感じです。
・入社直後、どのような業務の担当が予想されますか?
(研修がある場合は、どのような研修内容ですか?)
・今後、特に注力したい事業はありますか?
・社員の方々が業務以外で自主学習されていることはありますか?
・リモートワークをする際、どのように連携を取られていますか?
などなど
ここは、5~6個持っておくと強いと思うので、気になったことは何でもメモなどに残しておくことがおすすめです。
以上、質問内容について書いてきましたが、共通して大事なのは、ちゃんと求人等をしっかり見た上で質問することです。企業側から見ても、同じことを何度も説明させられると決していい印象は持たないと思うので、カジュアル面談の時間をいただいている以上、自分で出来るだけ調べるというのは、最低限の礼儀なのかなと思います。
#終わりに
Wantedlyを利用する上で、どれも基本的なことですが、大事だと思ったので、まとめてみました。これらは、面接対策にも通ずる部分はあると思うので、その辺は今後書いていこうと思います。今回は、文字だらけになってしまいましたが、ここまで見て下さってありがとうございました。