#はじめに
昨年9月からプログラミングスクールに通って、プログラミングを勉強し始めてから早半年、この度、自社開発企業複数社様から内定をいただくことができました。そこで、スクールのカリキュラム終了後から転職活動までの経験をこれから複数回に分けて投稿していこうと思います。こんな人もいるんだなあという感じで見てください。
今回は、正真正銘のラスト、面接編の後編です。実際の選考過程について振り返ってみました。前回の前編についてまだ見ていない方は、ぜひそちらををご覧になってから戻って来ていただけると嬉しいです。
また、第一回はポートフォリオの作り方、第二回はWantedlyの活用方法について書いていているので、そちらも見ていただけると嬉しいです。
面接編・前編の振り返り
前編では、ぼくの転職活動の概要について書かせていただきました。前編を見ていただいた方にとっては、再度の掲載になりますが、ぼくの転職活動戦績は、以下の通りです。
選考フェーズ | 企業数 | 備考 | |
---|---|---|---|
① | 書類応募 | 17 | 応募経路内訳 (Wantedly経由5社、スクール経由11社、その他1社) |
② | 書類通過 | 13 | 内1社はその後自主辞退 |
③ | 一次+二次面接通過 | 4 | |
④ | 最終面接通過 (内定) |
4 | 自社開発企業3社、SES企業1社 |
この各選考フェーズについて、この後、詳しく話していこうと思います。
書類選考について
上の表にもある通り、ぼくの書類通過率は13/17だったので結構いい戦績だったと思ってます。この要因としては、主に以下の2点だと思います。
- 一定のレベル以上で自己PR、エンジニアの志望理由を書くことができた
- ポートフォリオサイトのREADMEをしっかり書いた
このうち、1点目に関しては、正直そんなにすごいことはしていないと思います。もちろん、自分なりにしっかり考えて作りましたが、それ以上にスクールのキャリアアドバイザーの方の助力が大きかったですし、他の候補者も作り込んで来る部分なので、正直、差別化できたかは不透明です。普段慣れない作業なので、最初は戸惑ったり、添削を多くくらうことはあると思いますが、その中でも__自分の大事にしたい部分を明確にさせて、いい指導者に巡り合い、その方のやり方を愚直に信じて書けば__、高い再現性で一定以上のレベルのものはできるかなと思います。
次に2点目ですが、ここは他の候補者との差別化になったんじゃないかと思っています。理由は、肌感覚ですが、READMEまでこだわって作る候補者はそこまで多くないと思うからです。自分がREADMEを書く上で、こだわったポイントは主に以下の2点です。
- 説明を読まなくても、画像を見て、大体のアプリの使い方がわかる
- 制作背景や工夫点など制作の熱意が伝わる情報を加える
実際に、ぼくがどんなREADMEを書いたかについては、以前の記事でまとめているので、もしよければご参照ください。
個人的に、READMEの位置付けとしては、__エンジニアへの熱意を伝える裏付け資料__だと思っています。なので、まずは、そこそこしっかりした自己PRやエンジニアの志望理由を作成した上で、プラスアルファの要素として、自分の制作物をどう企業に見せるか、という点にまで気を配ることができれば、高評価を得られるのではないかと思います。
面接について
一次面接について
ぼくの一次面接の戦績は、上の表から分かるように4勝8敗でした。MLBで全盛時代のイチローと比べてもまあまあいい勝負できる数字かなと思います(こういう数字を見るとどうしても野球に例えたくなってしまってすいません笑)。自分の中では、勝ちも負けもある程度経験したからこそ感じた、勝敗を分けるポイントは主に以下の2点だと思います。
- 最低限、押さえるポイントは押さえる(大前提)
- 自分の実体験なども交えて、志望動機を熱く語れる(ここめっちゃ大事)
1点目は、結論ファーストや笑顔で話すなど、みなさんが思い描く一般的な面接対策だと思ってください。ここは、回数がモノを言う部分はあるので、ぼくの面接を受けまくる戦法がハマったと思います。対策方法については、世の中にごまんと情報が溢れていますし、転職アドバイザーの人に聞くのが一番早いと思うので、ここでは割愛します。
ぼくが、ここで強調したいのは、2点目についてです。結局、__内定をもらえるかどうかを分けたのは志望動機__だと思います。具体的な志望動機の作成方法は、これも転職アドバイザーに聞く方がいいと思うので割愛しますが、特に重要なのは、ある程度型どおりに作成した志望動機に、__前職の経験やエンジニアの志望動機などその人特有のエピソードを交えて、面接本番で熱く語れること__だと思います。
面接対策となると、うまく話せるかなど上記の1点目のようなことに頭がいっぱいになりがちかと思います。ですが、落ち着いて考えてみると、付け焼き刃で身に付けた面接テクニックなんて入社後は使わないですが、その企業の志望動機は、その後会社にいる期間、自分の中にずっと残るものだと思います。となると、ちゃんと想いのある志望動機は、ただの転職活動のためだけのものではなく、実務に入った時の自身の推進力にもなるし、困難に遭遇した時も立ち返ることができる場所だと思います。それだけ大事な志望動機を、その場限りの面接テクニックの習得等に追われて疎かにするのは下策だと思うので、ここだけはしっかり自分と向き合うのは必須だと思います。
志望動機は、何も、誰もが絶賛するようなすごいものを作る必要なんてないと思います。__ある程度、型通りの志望動機で骨格を固めて、そこに自分にしか話せない情報を1つ2つ取り入れて、面接本番でそこに込めた想いを熱く語る__だけだと思います。実際ぼくの4勝8敗という勝敗結果は、これができたかどうかで綺麗に結果が分かれました。
最終面接について
最終面接に関しては、ありがたいことに4戦4勝だったので、悪い点との比較ができないというのが、正直な思いです。個人的には、最終面接特有の対策とかは無い気がしていて、一次面接と基本的に押さえるポイントは同じかなと思います。
1つ最終面接で実践よかったなと思える事は、面接相手はCEOやCTOの方の場合が多いと思うので、逆質問で、__会社の創業話などその方からしか聞けない話を聞く__ということです。そもそも、会社のトップの方のお話を聞く機会自体が貴重なので、その機会をフル活用できたのは、個人的にすごくよかったと思います。また、相手の視点から見ても、自分自身に向けた独自の質問をして来る奴がいるという点で、高評価をいただけたこともありました。
終わりに
ぼくにとって転職活動は簡単なことではなかったですが、自分自身の価値観を広げる本当にいい機会になったと思います。巷では、様々な面接テクニック等の情報が飛び交っていますし、そういう情報を否定する気持ちは全くなく、ある一定レベルまでは必要なのかなと思います。ただ、あまりそういう情報に右往左往してしまうと、自分の色が出せなくなるデメリットもあると思いますし、やはり最も大切なのは、__自分自身が今後の人生で叶えたいことを明確にする__ことだと思います。
今回のシリーズも、自分のやり方が他の人にとって正しいなんていうつもりはなく、自分自身がこの期間で自問自答する中で得た気付きが、誰かにとってのヒントになればいいなと思って書いたので、気楽に読んでいただけると嬉しいです。