#はじめに
本記事では、AWSのマネジメントコンソールからEC2インスタンスの管理をする時に、
誤操作でうっかりインスタンス(サーバー)を「終了」(削除)してしまわないように対策する方法をご紹介します。
(インスタンスを一度削除してしまうと、もう復元することはできないので要注意です。。!)
画像の例では、EC2のマネジメントコンソールで「Test」という名前のインスタンスを選択した状態で、**「インスタンスの状態」**タブを開いています。
すると、
①インスタンスを停止
②インスタンスを終了
等を選択できるようになります。
インスタンスを停止したい時は①を選択しますが、
例えばここで間違えて②を選択してしまうと、インスタンスが削除されてしまいます。
大事なデータやアプリが全部消えてしまっては、一大事。。
誤操作でインスタンスを削除してしまわないように対策する設定をしていきましょう!
#終了保護の設定をする
以下の順にクリックしていきます。
EC2のマネジメントコンソールの**「アクション」**タブ > 「インスタンスの設定」 > 「終了保護を設定」
あとは、終了保護の設定画面で、**「有効化」にチェックを入れて、「保存」**ボタンをクリックすれば設定は完了です!
###終了保護が設定できたか確認
それでは、ちゃんと終了保護設定が反映されているかを確認してみます。
先ほどと同様に、**「インスタンスの状態」タブを開いて、「インスタンスの終了」**をクリックしてみます。(クリックできちゃう)
すると赤い背景色で、「インスタンスxxxxxの終了に失敗しました」というエラーメッセージが表示され、ちゃんとインスタンスの終了から保護されていることがわかります。
もし逆に、インスタンスを終了したい時は、終了保護設定を無効にすればOKです。
###インスタンスの新規作成時にも、終了保護設定ができる
なお、**「インスタンスを起動」**ボタンをクリックして、
インスタンスを新規作成する時の
**「ステップ3:インスタンスの詳細の設定」**のページでも終了保護設定の有効化を設定することができます。
#最後に
今回は、EC2インスタンスを終了(削除)から保護をする設定方法をご紹介しました。
もし更に対策を万全にするのであれば、この他にもインスタンスのバックアップやスナップショップを取ったり、AMIを残しておくと安全です!
それでは、この記事が少しでもお役に立てば幸いです。