はじめに
こんにちは。nasa9084です。今日も元気にemacsを愛でていますでしょうか。
Emacs Advent Calendar、18日目です。
扨、emacsにはorg-reveal(MELPAではox-reveal)という、org-modeからreveal.jsを吐き出せるパッケージがあります。org-modeで適当に書いて、C-c C-e R Rするだけでreveal.jsを吐き出せるため、急ぎでスライド資料を作るときには非常に便利です。もちろん、reveal.jsなので、それなりに綺麗なスライドができますから、常用しても便利です。
しかし、org-revealを使っていくうえで、ちょっと変更したいけどどうしたらいいかとつまづいた部分がありましたので、今日はそのお話をしたいと思います。
基本的な設定方法
org-revealで設定を行うには、init.elで設定する方法と、orgファイル内で設定する方法がありますが、今回はorgファイル内で設定する方法をお話します。
orgファイル内で設定などのメタ情報を入力するには、行頭で#+
から始まるメタ文字列を記入します。
ファイル内のどこに記入しても大丈夫なよう(未検証)ですが、設定情報なので、ファイルの頭に書いておくのがいいかと思います。
目次はいらない
org-revealで出力したスライドには標準で目次がつきます。正直、これいらないなって思うこともあります。また、目次はすべての見出しが表示されるため、見出しが増えると、下にはみ出ちゃうこともあります。
しかし、この設定方法はorg-revealのREADMEには書いてなかったんです。
目次を生成しないには、次の設定構文を書きます。
#+OPTIONS: toc:0
tocはTableOfContentsの略のようです。
生のHTMLを埋め込みたい
例えば、画像を左寄せしたいときなど、<div style="float:left;">
なんかを埋め込みたいときがあると思います。
このとき、READMEには、#+REVEAL_HTML
を使え、としか書いていませんでした。これではよくわかりません。
実際には、以下のように使います。
* org-revealの左寄せ
#+REVEAL_HTML: <div style="float:left;">
- list
- list
- list
#+REVEAL_HTML: </div>
タイトルページもいらない
目次もいらない、生のHTMLがかけるようになったとなると、サブタイトルなどを入力できない標準のタイトルページではなく、タイトルぐらいは自分で書くという選択肢もあるかと思います。
しかし、タイトルページは標準で出力されるのです。
こんな時は、次のようなオプションを追加しましょう。
#+REVEAL_OPTIONS: reveal_title_slide:nil
まとめ
org-revealのREADMEには載っていない、ちょっとした設定項目をご紹介しました。まぁ、二つはorg自体の項目でもあるんですけどね。org-revealについて、こんな便利機能、こんな設定があるよ!というのがございましたら教えてください。