自己紹介
ひょんなことからHeaR株式会社でエンジニア採用担当をしている「なる」です。
フリーランスでサーバサイドエンジニアやってます。
普段のQiitaの投稿は「個人開発」によってますが今回はスタートアップのエンジニアについて。
Twitter: @1026NT
ターゲット
- ベンチャーでエンジニアをしてる方
- 一人目エンジニアに不安がある方
- スタートアップに飛び込もうと考えている方
背景
スタートアップに少しでも興味のあるエンジニアの方のために
一人目エンジニアになられたCTOの方々が会社に対してどんな魅力を見つけて入社を決めたのかインタビューしてきました!
そんなインタビューから得られた気づきや知見を広めるための記事です🤲
CTOインタビューからの気づき3点
1. チャンスを広げるためにスタートアップに飛び込む
スタートアップを一言で言うなら「チャンス」
仕事のチャンス
開発だけをやっていても常にチャレンジングな選択を求められます。日々同じ業務はほとんどない、常にアップデートをしながら走る必要があるので、レベルアップ間違いなしです。会社がどう転ぼうとそれまでの過程は必ず糧になり、うまくいって会社の名前が売れてくると拍がついてきます。
役職のチャンス
エンジニアとして入社したあなたが開発以外の新しい試みをすることもあるでしょう。違う職種を兼任して新しい役処を受け持つこともあるかもしれません。人が増えて組織化が進んでくると長くいてドメイン知識や業務知識が多い人がもちろん重宝されて、役職も上がっていくかもです。
お金のチャンス
「企業価値が1年で10倍になった」なんてこともあります。創業時からいるメンバーや特にエンジニアには生株やストックオプションが配られる傾向にあります。ストックオプションだけで1億以上の資産に化けたなんて話を聞いたことがあるかもしれません。
例えば
5%の株をもらってその企業のARRが3億、企業価値が25億だったとして、単純計算で1億2500万の資産価値のある株を持っていることになります。
大企業勤めでもこれだけの資産をエンジニアとして得るのは至難の技でしょう。
大事なポイントはどこまでレバレッジが効くかです。
最初はオフィスも小さくてボロボロのアパートかもしれません。
仕事ができる人たちに囲まれていても、見方を変えればまだ成功事例のない小さな会社かもしれません。
給料も少なく、取締役であればギリギリの生活をしているでしょう。
見方を変えればダイヤの原石
飛ぶ鳥を落とす勢いのスタートアップとして名前が売れて、立ち上げメンバーであれば、それ自体が実績になります。
オフィスも毎年変わり、毎年大きく荘厳になるでしょう。給料ではもらえることのないような大きな資産を手にしているかもしれません。
最も大きなことは自分の急成長です。
壁に当たっては乗り越えてを繰り返してきたあなたに、怖いものはありません。自信をさらに増し、たとえその会社が傾いてしまったとしても成長は失いません。(この時点で個人的にはノーリスクです)
2. 意外と理念共感やドメインを重視して選んだ人も多い
正直、一人目CTOになる方を少し勘違いしていました。
これまでは上記のチャンスを掴むためにCTOをされる人が多いと感じていたのです。
以下、とあるCTOさんに僕がインタビューしている時の会話です。
僕: CTOさんってなんで一人目エンジニアになろうと思ったんですか?
CTO: 元々、新規事業提案をとある上場企業の社内行っていたんですよ。
壁打ちとかでボロボロにされながらマネタイズとかサービス設計も学んでました。
僕: すごいですね。やっぱりサービス作りが好きなんですね。
CTO: そうなんですよ。割と好きでそういった活動を買ってもらってスカウトとかも割と来てました。
僕: なんで今の会社を選ばれたんですか?
CTO: 前から教育事業でサービスを作りたいと思っていたんですよ。
そこで、お話を頂いた企業さんのサービスがEdTechだったので興味を持ってお話ししてみたことが始まりです。
僕: 他にも面白い話が来てはいたもののドメインに共感があったことが大きい要素なんですね!
エンジニアに対しての需要過多の時代
他社から評価される技術を持っていたり、CTOになる素質がある人にはたくさん声がかかります。年々エンジニアに対しての作業費も高騰しているので、正直お金に困っている人をITエンジニアを周りで見かけません。
ある一定の安定が確保された中、マズローの欲求階層でいう「社会的欲求」や「承認欲求」までを満たしている人が多いです。そうなると、最後の階層「自己実現欲求」を求めるのが自然では無いでしょうか。「共感できる理念なのか/そもそも興味のあるドメインなのか/社会的影響」などの魅力も刺さる要素の一つになると思います!
3. ToCよりToBが意外とおすすめ
まず、ToCサービスに人気が集まるのはなぜか。
- 社会的に認知がされやすく自己認知欲が満たされやすい
- プロダクトを中心とした組織化がされやすく、エンジニアにとって働きやすい環境になりやすい
- 大量のアクセスが予想され、技術的にチャレンジングで魅力
しかし、今回のインタビューでToBの方がチャンスを狙う人にとって魅力であることを再認識しました。
前提としては、「タイムアタック的なEXITを視野に入れている」&「自分でもサービスを作ろうとしている」です。
メリット
- 全体的にtoCよりも価格設定が高めできちんと売上を立てがち
- より顧客が想像しやすく、カスタマーを認識した上で開発できる傾向
- ToCに比べて広告費が安く設定できることが多く、C向けよりも少人数で戦えることが多い
個人的にも、toCサービスをやりたいとこれまで思っていました。その理由は簡単で、自分でサービスを作る前提であるとき、「toBの向けサービスのペインに共感できることが少なかったから」です。より実生活に影響を与えるtoC向けサービスで、ペルソナが自分により近い状況でプロダクトの磨き上げをしたいと思っていました。
目から鱗
むしろtoBサービスの方が顧客を絞ることができて、ユーザーヒアリングなども効果的にできるtoBが成功事例を産みやすい。
そんな点もインタビューで伺うことができた点です。
3つのデメリットと向いていない人
※HeaR株式会社のCEO大上さんです。良さげな写真があったので……
スタートアップで働くことにもちろんデメリットもあります。
スタートアップの刺激が向いていない人もたくさんいると思うので、一般的に考えられるものを挙げてみましょう。
安定していない
常に変化が求められる環境です。設計書が覆されること、ユーザーのペルソナが変わること、マネタイズ方法が変わること、事業方針自体も変わり「半年前と言っていることが違う!」なんてこともあるでしょう。長期的に見て売上の作れそうな安定事業をやろうとすると、魅力が薄れて優秀な仲間を集められなかったり、レバレッジが効かなければ調達もできず急成長ができません。PMF(Product Market Fit)のために必死になってピボット(軌道修正)を繰り返す必要があるのに、安定しろなんてのも難しい話です。
向いていない人
ハラハラドキドキしたくない人
給料が比較的少ない
前述でも説明しました。大きなリターンを短期間で狙おうとすると株式会社を作り、大量の資金を調達するのが一般的です。評価される会社としてバーンレート(費用≒給料)があまりに高いと資金ショートを起こしそうな会社としてリスク過多の過小評価をされる可能性があります。最初の段階でエンジニアの高い給料を下げたいのも理解できます。
(ただでさえエンジニアに対しての需要過多で開発費用は高まっていて、スタートアップ企業から悲鳴が聞こえてきます。)
向いていない人
給料でコツコツ貯金をしていきたいタイプ
リソースが足りていない
- 時間リソース
スタートアップの強さは速さです。
「どれだけ時間をかけずに成長できるか」です。事業アイデアが魅力的であればあるほど、ライバルが現れてきます。小さな会社だけでなく、スタートアップが勝ち筋を見せてくれたことを良いことに強者戦略として真似をしてくる大手企業です。
聞いたことのある話
とあるスタートアップが4億円を調達したニュースが出しました。
対して類似サービスをやっている大手企業が「よし!我々は毎週4億円を注ぎ込みこもう!」と明らかにキャッシュで叩き込みにきました。
既にその業界で覇権を取っている大手ができる戦術は、徹底的に小さいライバルが差別化してきた要素を真似て取り入れることです。
(最近は、Zoomなどを見ていると顕著にライバルパクリが見られます。)
ニッチであることも必要ですが、小さいチームが出せる決断の早さの利点を活用して生き残る必要があります。
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知識リソース
急成長をする中で持っておくべき知識がこれでもかと出てきます。法律周りやファイナンスで知識がないことで失敗に繋がることは、会社にとっての大きなリスクです。時間をかけて、お金をかけてでもリスクを回避していくことは必須の課題でしょう。
知識を補うためにもインプットに時間をかけたり、外部委託費を払う必要が出てきますね。。。 -
資金リソース
上記リソースを少人数の正社員で補っていくのはそれぞれがスーパーマンでない限り難しいです。不足を補うためにも外部のサービスや委託先を探してスポットで業務をお願いしていきます。すると、やはり資金リソースの必需性はどこでも出てきます。
向いていない人
ゆっくり自分のペースを守って心の安定を優先してがんばりたい人
3つのメリット
※代表の⭕️ver.もどうぞ!
改めてスタートアップでエンジニアが働くメリットについて確認しましょう。
- 成長しやすい環境
- 開発だけでないサービス立ち上げの知識がつく
- CxOを狙える段階であることが多い
- オーナーシップを持ってトライアンドエラーができる
新規開発
「設計から関わるプロダクトを成長させる」最も技術力が鍛えられるフェーズに携われる
ベンチャーの早いサイクルで自分の腕試しもできる
何よりもゼロイチ開発は影響度が高くて過程が楽しい
会社の成長
会社と供にメンバーも急成長
成長度合いによって困難を乗り越えた全員に拍がつく
株やSOでレバレッジの効く金融資産を手に入れるチャンスがある
どうでしたでしょうか?
スタートアップへのイメージが少しでも具体化されていると幸いです。
会社紹介
HeaR株式会社は、1社でも多く、1人でも多くの「青春の大人を増やす」ため採用領域でサービスを展開しています。
既存の採用コンサルティング事業に加え、採用面接のジャッジを自動化するスキルテストSaaS「ジョブテスト」を2022年2月にローンチしました。
2022年6月に1億円を増資し、一人目エンジニアの採用を強化しています。
お誘い
HeaR株式会社もスタートアップとして上記の魅力を持っています。
調達も済ませ、プロダクトアップデートのスピードを高めて、サービスの急成長を狙います。
そんな中で、もがきながらも一緒に急成長してくれるエンジニアの方が足りていません。
少しでも、一緒に青春をしたい!と思われた方に対して
ミッションやサービスのこれからのお話をさせて頂ければ幸いです。
お待ちしてます!