こんにちは、なりかくんと申します。
この記事はなりかくん Advent Calender 2023の8日目の記事です。
この話は、1日目から始めた学校の食堂をIT化させる話の続きとなります。前回までは、混雑度カメラについて書いていましたが、書きたいことはある程度かけたので今回からキャッシュレス決済部分について触れていこうと思います。
キャッシュレス決済について
まず、食堂内のキャッシュレス決済とは具体的にどのようなものなのかを簡単に説明していきます。
1日目も書いた通り、現在私の学校の食堂は現金支払いのみがが利用できるのが現状です。私は普段からQR決済やタッチ決済を利用していて、ほぼ街の中で現金を使うことはありません。
ですが、学校内ではキャッシュレスが使えないので財布を持ち歩かないといけないのが、大変でもっと利便性を向上させたいため、食堂にキャッシュレス決済を導入したいと考えました。
導入する箇所は、食堂の料理を注文する部分と購買で商品を買うときなどに対応したいと考えています。
具体的なキャッシュレス決済の流れ
まず流れをつかんだ方が分かりやすいと思います。まず購買の現時点(現金)の商品受け取りまでの流れが以下の通りです。
そして、以下がキャッシュレス決済導入時の商品受け取りまでの流れです。
ざっくりとした工程数は変わりませんが、事前の注文は食堂内で行わずとも教室内からでも行えるので、事前に教室内で支払いを行った上で食堂に行くと考えると、食堂内で行う工程数が減っていることが分かります。
これにより、今までよりスムーズに商品の受け取りが行えるのではないかと考えます。
食堂部分に関しては、今後別の記事で詳しく書いていきたいと思いますので、今回は省略します。
どのようにキャッシュレス決済を導入するのか
では、次にどのようにキャッシュレス決済を導入するのかです。
まず、最初に思いついたのは事前チャージをしていく電子マネー方式です。形としては、イオンなどで使える「waon」が分かりやすい例なのかなと思います。
事前に専用の機械などでチャージしておいて、支払い時にチャージしておいたカードなどをかざせばチャージ残高からお金を引いて決済完了という形です。
ですが、この方法では以下のようなデメリットが生まれます。
- 専用のチャージ端末を設置しておく必要がある
- 電子マネーシステムを作る必要がある
もちろん、外部を通さないので手数料が免除されるなどはありますが、専用端末を設置するのに機器の初期費用がかかるほかそのチャージ端末に待ち列が出来れば混雑の原因になりかねません。
また、電子マネーシステムを作る場合は様々な法律が絡んできて大変なため、今回この事前チャージの電子マネー方式は却下しました。
では、他に何があるのか。今主流のクレジットカード決済はどうなのか。
クレジットカード決済は、ブランドが複数個あり「Visa」「JCB」「Mastercard」など思いつくだけでも3つ以上あります。それぞれのブランドと契約するだけで一苦労です。
また、クレジットカードの場合の手数料は決済金額の3%~5%程度を店舗側が支払う必要があるため食堂側の負担が増えてしまいます。
たとえ、3%と言え1,000万円の売り上げがあった場合に30万円が手数料として持っていかれるのはきついですよね。
そこで、QRコード決済で考えます。いま日本で一番大きいQRコード決済は何でしょうか。そうです。「PayPay」なんです。
※ スマホ決済サービスシェア(上位10位抜粋、出典:MMD研究所)
そのため、PayPayに限定してキャッシュレス決済の導入を考えます。PayPayも手数料がありますが、通常1.98%と比較的安い手数料です。
また、開発者向けのAPIやサンドボックスなども整っているため非常にシステム開発がしやすいというのがメリットとしてあります。
そのため、今回食堂のキャッシュレス化にはPayPayを導入することを決めました。
最後に
今回は、キャッシュレス決済の導入部分について書きました。今後数記事に分けて更にキャッシュレス決済について書いていこうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。