【20日目】discord.jsで受け取ったメッセージをすべてLINEに転送する

はじめに

こんにちは、なりかくんです。
今回は、discord.jsを使って受け取ったメッセージをすべてLINEに転送するプログラムを作ってみようと思います。

LINEでメッセージを送信する

まず、LINEにメッセージを送る方法ですがLINE Notifyというシステムを使いたいと思います。
LINE上でまず一人のグループを作ります。作れたらLINE Notifyのサイトにログインします。
https://notify-bot.line.me/ja/

ログインしたらマイページに移動して、開発者向けのアクセストークンを発行してください。

なお、送信するトークルームは先ほど作成したグループを選びます。トークン名はなんでもいいです。

発行したらトークンをメモしておきます。

また、作ったグループにLINE Notifyを追加してあげます。

これでLINEの設定は終わりです。

次にLINE Notifyに送信するコードです。今回は受け取ったメッセージをすべて送信するというクソみたいなコードを作りました。そのコードが以下のコードです。

linenotify.js

const request = require("request");
const { Client, GatewayIntentBits, IntentsBitField } = require('discord.js');
const { token } = require('./config.json');

const client = new Client({ intents: [GatewayIntentBits.Guilds, IntentsBitField.Flags.GuildMessages, IntentsBitField.Flags.MessageContent] });

client.on('ready', () => {
	console.log(`${client.user.tag}でログインしました。`);
});

client.login(token);

client.on('messageCreate', async message => {
	try {
        if (message.author.bot) return;
        await sendLineNotify(message.content);
	} catch (error) {
		console.error(error);
	}
});

function sendLineNotify(msg) {
    return new Promise((resolve, reject) => {
        request({
            url: "https://notify-api.line.me/api/notify",
            method: "POST",
            json: true,
            form: {
                message: msg
            },
            headers: {
                'Authorization': "Bearer <Token>",
                'Content-Type': 'application/x-www-form-urlencoded',
            }
        }, function (error, response, body) {
            if (error) {
                reject(error);
            } else {
                resolve(body);
            }
        });
    });
}

内容としては、messageCreateで受け取ったイベントのメッセージをすべてリクエストにかけているだけです。
なお、LINE Notifyには以下のURLにPOSTして送信します。

https://notify-api.line.me/api/notify

詳細の仕様は以下のドキュメントをご覧ください。

実際に動かしてみる

実際にメッセージを送ってみると

LINE側にも送信されることが確認できました。

注意点

最後に注意点です。LINE Notifyにはレートリミットという1時間に何回APIを叩けるかを制限システムが導入されています。詳しくは、ドキュメントをご覧ください。

以上です、最後までお読みいただきありがとうございました。