はじめに
表題の通り、39歳で未経験から SES に転職しました。
また、幸いにも開発に携わることができています。
今後 IT 業界を目指す同年代の方の参考になればと思い、筆を執りました。
投稿には不慣れなため、読みづらい箇所もあるかもしれませんが、ご容赦いただけますと幸いです。
ちなみに、忙しい方向けの要約は以下の通りです。
- 学習時間の目安はやはり1000時間
- 私の場合、VBA→Java→Python→SQLの順でスキルを積み上げました。
- 応募100社、書類通過7社、内定4社
- 初年度の年収は下がるが、あとは自分次第
- 40代でも開発現場に入ることは可能
- 仕事をしながらの転職がおすすめ
転職を考えたきっかけ
前職では、コールセンター関連の業務で約40名のマネジメントを担当していました。
スキルとしては、人との折衝がメインで、IT関連は Excel が少し使えるだけで神扱いされるロースキルな環境でした。
そんな中、生成AIが急速に普及し、前職の業務もあと数年は安泰だろうとは思ったものの、50歳になったときに生き残れるかどうかを考えるようになり、思い切ってIT業界への転職を決意しました。
転職に向けた準備期間
先人の話にあった「1000時間の学習が一つの目安」というのは、本当にその通りだと感じました。
転職までに、いかに最低1000時間の学習時間を確保するかが肝だと思います。
ちなみに私は、昨年は本部部門にて月80時間残業を体験するなど、仕事の事情で一気に学習する余裕はなかったため、約3年かかりました。
工夫した点や取得した資格
39歳という年齢を考えると、完全未経験では採用されないだろうと思いました。
また、自分が採用側の立場でも、今の自分はまず選ばないだろうと感じました。
そこで、「この人なら一考の価値はある」と思ってもらえるように、タイパ重視の汎用的な学習や資格取得計画を組み立てました。
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学習した内容
・VBAを独学、社内の業務改善に活用(約2年半)
・Java/Springを独学(約2か月)
・Pythonを独学(約1か月)
・SQLを独学(約2週間) -
取得した資格
・VBAエキスパート
・基本情報技術者
・Java Silver
・Pythonエンジニア基礎
・普通自動車免許(40代社会人として最も重要な資格だと思います)
VBAは、どの企業でもExcelを扱うので、サラリーマンがプログラムに慣れるための入口として最適だと思います。
ただ、VBAだけではエンジニアとしての市場価値は高くないので、次の言語としてJavaを選びました。
スクールに通うことも検討しましたが、大手スクールはRubyなどがメインで、結果Rubyを学んだ未経験者が飽和していると聞いたため、私は総合的に判断して、ChatGPTに相談しながらのJavaの独学を選びました。この選択は自分にとって正解だったと思います。
転職先の選択
面接では、100社応募しました。
書類選考を通過したのはわずか7社です。
その中で、社内SEやインフラエンジニアの求人で4社から内定をいただきました。
インフラ領域は人手不足が顕著で、年齢層が高めでも採用に前向きだと感じました。
ただ、まだ体力が残っているうちにバックエンドの開発に関わりたいと思い、SESとして就職する道を選びました。
現在の業務
完全未経験の場合、最初の1年はヘルプデスクや保守作業になることが多いと思います。
ですが私は幸運にも、VBAの実務経験が評価され、過去のマネジメントを評価していただいた結果、大炎上中のプロジェクトの面談に参加することができました。
前職で培った「炎上現場を鎮め、みんなが働きやすい環境をつくる」スキルをアピールしたことで、無事に開発にも関わらせてもらえる現場が決まりました。
今は、プロパーの方に要件定義書のフォーマットなどを教えていただきながら、VBAの開発や、SQL文のマニュアル化など、ものすごい勢いで実務をインプットしています。
また、この歳で人生初の完徹も経験しました。
ものすごい勢いで実務経験を積んでおり、プロパーの方々及び先輩方には本当に感謝しています。
これから転職を考えている方へ
個人的には、仕事を辞めてからの転職活動はおすすめしません。
できるだけ今の仕事を続けながら、転職活動をするのがいいと思います。
採用側から見ても「他業界で現役で活躍している人」というのは評価されますし、転職は結局ご縁が大きいので、活動のタイミングや集中度合いだけでは決まらないと感じます。
面接は落ちることが当たり前なので、働きながら面接を受けて、そのたびに足りないスキルを見つけて学び続けるスタンスがいいのかなと思います。
ちなみに私は退職後に活動を始め、約4か月かかった結果、税金が予想以上に重くのしかかり、年収も前職より下がりました。
それでも、採用してくださった今の会社には感謝しています。
もちろん、来年以降は堂々と年収交渉できるようになりたいと思っていますが。
補足
現在は以下の学習を続けています。
・SQL実務
・GitHubの運用
・応用情報技術者の勉強
・AWSの学習
・Cloude Codeによるバイブコーディング
・ネットワークスペシャリストの午前部分
1000時間はあくまでスタートラインで、ここから理想のスキルを身につけるにはさらに2000時間くらい必要だろうと思っています。
先は長いですが、一歩ずつ頑張ります。
最後に
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
同じような境遇の方の参考に、少しでもなれたら幸いです。
ちなみにこの記事の構成はChatGPT先生が考えてくれました。
やや不自然な個所もありますが、早く学習に戻りたいので、このまま投稿させていただきます。笑