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【07】Next.js app routerのチュートリアルやってみる(データフェッチ)

Last updated at Posted at 2024-02-06

はじめに

Next.js app routerのチュートリアルの第7章のアウトプットします。

前の記事

【01】Next.js app routerのチュートリアルやってみる

https://qiita.com/naoyuki2/items/af58da3d20cbc790e767

【02】Next.js app routerのチュートリアルやってみる

https://qiita.com/naoyuki2/items/edf450b3ee135e83d1e8

【03】Next.js app routerのチュートリアルやってみる
https://qiita.com/naoyuki2/items/612221eac233aa9cbb74

【04】Next.js app routerのチュートリアルやってみる

https://qiita.com/naoyuki2/items/62f9beccbfe36eaf7f90

【05】Next.js app routerのチュートリアルやってみる

https://qiita.com/naoyuki2/items/8b71b1d1df7c9435a9c9

【06】Next.js app routerのチュートリアルやってみる

https://qiita.com/naoyuki2/items/58130c3cfbaf8a573de2

第7章 データの取得

この章では下記を学習しました。

  • データを取得するためのいくつかのアプローチ
  • サーバー コンポーネントがバックエンド リソースへのより安全なアクセスにどのように役立つか
  • ネットワーク ウォーターフォールとは何か
  • 並列データフェッチを実装する方法

サーバーコンポーネントを使用したデータフェッチ

Next.jsではファイルを作成すると、デフォルトでサーバーコンポーネントになります。

サーバーコンポーネントを使用したデータフェッチは以下の利点があります

  • Promiseをサポートしているため、非同期タスクに対するシンプルな解決策となる
  • async/await構文を使用できる
  • サーバー上で実行されるため、重たいデータフェッチのロジックをサーバー上に保持し、結果のみクライアントに送信できる
  • サーバー上で実行されるため、APIを使用せずとも、データベースに直接クエリを実行できる

Vercel Postgres SDK

このチュートリアルでは、Vercel Postgres SDKを使用してデータベースクエリを作成するそうです。

データベースクエリを実行する際には、以下のようにsqlimportするみたいです。

data.ts
import { sql } from '@vercel/postgres';

そして、データベースクエリの前にsqlと記述することで実行できます。

usersテーブルから全件取得するクエリを実行する例
const data = await sql `SELECT * FROM users`;

dashboardページのデータを取得しよう

/app/dashboard/page.tsx
import { Card } from '@/app/ui/dashboard/cards';
import RevenueChart from '@/app/ui/dashboard/revenue-chart';
import LatestInvoices from '@/app/ui/dashboard/latest-invoices';
import { lusitana } from '@/app/ui/fonts';
+ import { fetchRevenue } from '@/app/lib/data';
 
+ export default async function Page() {
+ const revenue = await fetchRevenue();
  // ...
  <RevenueChart revenue={revenue}  />
  // ...
}

関数コンポーネントを宣言する際にasyncをつけることによって、非同期コンポーネントとなり、awaitを使用することができるようになります。

そして、importしたfetcRevenueawaitを使って実行しています。

リクエスト ウォーターフォール

リクエスト ウォーターフォールとは、リクエストが複数ある場合に、前のリクエストが完了するまで次のリクエストを行わないという、一連のネットワークリクエストのことです。

下の例では、fetchRevenue()が完了したら、fetchLatestInvoices()を実行、fetchLatestInvoices()が完了したら、fetchCardData()を実行という流れになります。

page.tsx
const revenue = await fetchRevenue();
const latestInvoices = await fetchLatestInvoices(); // fetchRevenue()の終了をまってから実行
const {
  numberOfInvoices,
  numberOfCustomers,
  totalPaidInvoices,
  totalPendingInvoices,
} = await fetchCardData(); // fetchLatestInvoices()の終了をまってから実行

このパターンは必ずしも悪いわけではありません。

例えば、1番目のデータフェッチで何かしらのIDを取得して、

そのIDを使って、2番目のデータフェッチを行う場合などはこの方法が有効です。

並列データフェッチ

ウォータフォールを回避する一般的な方法は、すべてのデータフェッチを同時に行うことです。

JavaScriptでは、その方法としてPromise.all()を提供しています。

Promise.allの使用例
export async function fetchCardData() {
  try {
    const invoiceCountPromise = sql`SELECT COUNT(*) FROM invoices`;
    const customerCountPromise = sql`SELECT COUNT(*) FROM customers`;
    const invoiceStatusPromise = sql`SELECT
         SUM(CASE WHEN status = 'paid' THEN amount ELSE 0 END) AS "paid",
         SUM(CASE WHEN status = 'pending' THEN amount ELSE 0 END) AS "pending"
         FROM invoices`;
 
+   const data = await Promise.all([
      invoiceCountPromise,
      customerCountPromise,
      invoiceStatusPromise,
    ]);
    // ...
  }
}

これにより、3つのデータベースクエリが同時に実行されることで、パフォーマンスの向上につながる可能性があります。

下の画像では、並列データフェッチにより2秒短縮されています。

Group 6.jpg

ですが、並列データフェッチには欠点が一つあります。

それは、それぞれの実行の完了までの時間が異なる場合です。

下の画像のように3つの並列データフェッチを実行する場合は、全体としては、3秒かかります。

ですが、1秒の時点で、フェッチ1のデータは取得できているのにフェッチ2フェッチ3のせいで、無駄が生じています。

Group 6 (1).jpg

これを解決する方法もNext.jsは提供しています。

それはまた次回のお話。

おわりに

早く解決方法を知りたいですね。

次の記事

参考

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