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NAT(ナット)ゲートウェイ

Last updated at Posted at 2024-08-04

0.はじめに

この記事はAWS SAA試験勉強のための、Amazon VPCに関する知識のまとめです。

1.NAT(ナット)ゲートウェイ

内部からインターネットを使いたいときはNATゲートウェイを使用します。

アプリケーションへのパブリックアクセスを制限しながら、最低限の管理と高可用性、高拡張性を備えたAWSサービスを構築しようとする時、NATゲートウェイは、パブリックサブネットに構成します。そして、プライベートサブネットからNATゲートウェイへのルーティングを設定します。

NATとはNetwork Address Translationの略で、プライベートIPアドレスをパブリックIPアドレスに変換することを意味し、「プライベートサブネット→インターネット」の向きの通信だけを許可します。

例えば、プライベートサブネットのデータベースがパッチの更新用に、インターネットに接続するためには、パブリックサブネットにNATゲートウェイを配置します。

  • NATゲートウェイは、AWSの1年間の無料利用枠の対象外。作成した時点から、1時間単位で課金されます
  • NATゲートウェイにはNATインスタンスと違って「停止」という操作はありません
  • AWSによってAZ内で冗長化されています

NATとNAPT

NATには「IPアドレスだけを置換するもの」と「IPアドレスとポート番号の両方を置換するもの」の2種類があります。前者をNATと呼び、後者をNAPTと呼んで区別することもありますが、両方ともNATと呼ぶことが多いです。
IPAの試験ではNAPTという言葉がしばしば出て来ます。

2.NATインスタンス

NATインスタンスは、NATゲートウェイと同じくプライベートサブネットからインターネットへの通信を可能にするIPv4専用の機能です。NATゲートウェイはマネージドサービスなのに対し、NATインスタンスはEC2インスタンスから作成するため、ユーザーが障害対応などの運用管理を実施する必要があります。

NATインスタンスは、NATゲートウェイでは利用できないポート転送機能を設定できます。

3.NATゲートウェイとインターネットゲートウェイ

パブリックサブネットのリソースがインターネットと双方向に通信する必要がある場合は、インターネットゲートウェイを使用します。
プライベートサブネットのリソースがインターネットにアウトバウンド接続をする必要がある場合は、NATゲートウェイを使用します。

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