Google Cloud Load Balancing
Google Cloud Load Balancing は、Googleのグローバルインフラを利用してトラフィックを自動分散できるマネージドサービスです。
ロードバランサーとは?
ロードバランサーは、クライアントからのリクエストを複数のサーバに分散する仕組みです。これにより:
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可用性の向上:1台が落ちても他のVMが応答
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スケーラビリティ:アクセス増加に応じてインスタンスを追加
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保守性:個別のVMを停止してもサービスを継続
Google Cloudでは以下の種類が提供されています:
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HTTP(S) Load Balancing:L7ロードバランサー。URLマップやSSL/TLS終端が可能。
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TCP/UDP Network Load Balancing:L4ロードバランサー。ゲームやVoIPなどL4トラフィックに適する。
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Internal Load Balancing:内部向け(VPC内)の負荷分散。
HTTP Load Balancerの全体構成イメージ
バックエンドVM群(Managed Instance Group, MIG)
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Compute Engineのテンプレートから作成
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ApacheなどのWebサーバを起動
ヘルスチェック
- VMが正常稼働しているかを判定
バックエンドサービス
- MIGを束ねてロードバランサーに接続
URLマップ → HTTP Proxy → フロントエンドIP
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クライアントはここにアクセス
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ロードバランサーが各VMへリクエストを分散