ここ2週間ほど、AVD(エミュレータ)がとんでもなく遅くなる現象に悩まされていて、まったくアプリ開発がすすみません。もちろんHAXMを使っています。
どうもWindowsUpdateに時期を同じくしているなという疑いをもってはいるもののロールバックするのはあまり乗り気でなく、なんとか解決できないかとずっとやっています。
いろいろ同じ状況の人がいないのか調べているものの情報がなく、半年前で少し古い情報だけど一番近いと思われたのが以下のスレッド。
情報が錯綜しているのだけど、要点は
・WindowsUpdate,もしくはIntelドライバが悪さをしてるようだ
・Intelチップセットを使ってる場合に起きるのでは?(NVIDIAとのデュアルボードの場合に切り替えると解決する)
・グラフィックボードのドライバを更新することで改善の可能性がある
・AVDの設定で”Automatic"ではなくSoftware GLSE2.0にするとソフトウェアレンダリングにすると若干改善する
・..
一通り試したものの、私のPCでは大きく改善せず。何度もHAXMをアンインストール再インストールするも効果は薄く。
ちなみに会社のPCはNVIDIAを積んでるせいか超高速AVD起動でした。
なんとかならんのかしら
--- 翌日追記 ---
解決しました。以下の記事にある
『AVASTの設定「ハードウェアによる仮想化支援機能を利用する」がオンになっているのがNG』
というのがビンゴでした。まったくもってありがとうございます。
https://qiita.com/oboenikui/items/56da72def4cf477cf1e7
結果、劇的改善です。今回使えなくなる前よりも激変ですので、そもそもHAXが効いてないギリギリの状態で使っていた所、さらに負荷がかかるなんらかの要因(intelドライバの更新など)が加わって使い物にならなくなったのではないかとみています。もう少し高スペックのPCであればなんとか動いてしまって我慢して使い続けてしまうところでした。
VT-Xについては不勉強で理解しきってないのですが、そもそもこのVT-Xに対応しているCPUでなければHAXMが使えないということのはずだったのに、なぜウイルス対策ソフト側でオフにせねばならないのか腑に落ちないところです。 そして今回の敗因は「何かあったらウイルス対策ソフトを疑う」という基本を軽視したことと、実際AVASTをオフにして試すくらいのことはしたにも関わらず、この仮想化支援なんとかフラグがCPUの機能に関するものなので再起動しないと効かなかったというところだと思います。洞察が足りませんでした。ちなみにSDK総入れ替えからなにから丸一日かけて試しましたがすべて徒労でした。
--- 三日後追記 ---
激変したというのは錯覚でした。エミュレータの動作自体はさほど速くなっていません。私はモバイル派なので非力なノートPCを使っているので速さはそもそもこんなものなのです。起動が激的に速くなったというのは事実ですが、問題が起きる前も起動は速かったことを思い出しました。ノートPCを買い替えたきにエミュレータが速くなって感動したことを覚えているので。今回はWindowsUpdateを境にしてVT-X関連の挙動が変わってしまったところに加えてAvastのオプションで回避することができたというのが正しいと思います。このことを確認するにはWindowsUpdateを差し戻すしかないと思いますがめんどくさいのでやりません。日付的に怪しいのはKB4074588,この番号は同時期に私の勤め先でもキーボードマウスが操作不能になるPCが続出するという悪名高きものでした。