FlightRadar24
飛行機の位置情報を表示してくれる便利なサービスFlightRadar24ですが、自分で飛行機からの電波を受信してサーバへフィードすると、サブスクリプションのプランがbusinessへアップグレードされます。
ラズパイとUSBチューナがあれば、手軽にフィード環境が構築できるのですが、ネットワークがproxy経由での接続だと若干調整が必要だったので、まとめてみます。
Rapsberry Pi OSへのインストール
Raspberry Pi OSをインストールしておきます。特にGUIの環境は必要ないので、Raspberry Pi OS Lite版をインストールしました。
raspi-configでproxyの設定をした後、インストール用のスクリプトをダウンロードします。
インストール用スクリプトの準備
wget https://repo-feed.flightradar24.com/install_fr24_rpi.sh
通常の環境だとスクリプトを実行すればよいのですが、proxy配下ではスクリプトを実行すると、apt-keyコマンドの実行でエラーになります。そこで、install_fr24_rpi.sh中のapt-keyにオプションを設定します。
pt-key adv --recv-key --keyserver pool.sks-keyservers.net ${KEY_ID} || \
apt-key adv --recv-key --keyserver pgp.mit.edu ${KEY_ID}
を
apt-key adv --recv-key --keyserver pool.sks-keyservers.net --keyserver-options h
ttp-proxy=http://myproxy:port ${KEY_ID} || \
apt-key adv --recv-key --keyserver pgp.mit.edu --keyserver-options http-pr
oxy=http://myproxy:port ${KEY_ID}
に書き換えて実行します。これでfeedに必要なファイルがインストールされます。
ユニットファイルの修正
/etc/systemd/system/fr24feed.serviceの[Service]に
Environment="http_proxy=http://myproxy:port"
Environment="https_proxy=http://myproxy:port"
を追加する。修正後には
systemctl daemon-reload
systemctl restart fr24feed
を実行。
Firewallの修正
flightradar24のサーバとはUDP:8099で通信しているので、Firewallで許可する。