Filius
Java製のお手軽に動かせるネットワークシミュレーター。
IPネットワークの動作検証を簡単に試すことができるので，ネットワークの勉強にどうぞ．
- introduction to Filius(PDF)
- Networking with Filius(YouTube)
インストール
Filiusのサイトからダウンロード．
Windowsならインストーラ付きのexeをダウンロードする．
MacOSは外部サイトでdmgファイルが提供されているが，バージョン1.14.1までで古い．
MacOSにJREがインストールされていれば，2.4.1のzipファイルを展開し，そこにあるfilius.shを実行すれば動きます．
Windowsでのインストール
インストーラの言語はドイツ語で表示されます．
起動
インストールが完了すれば，アプリにFiliusが登録されているので実行する．
言語の設定
初回起動時には言語の選択ダイアログが表示される．読めるならDeutschやFranciasでも良いとおもいますが，読めないのでEnglishを選択．
言語の変更
インストール時に選択した言語から別の言語に変更したい場合は，設定ファイルを変更して対応します．
標準だとC:\Program Files\Filius\config\filius.iniを修正し，localeをen_GBに設定する．
# locale=de_DE
locale=en_GB
# locale=fr_FR
アプリ画面
言語を設定すると，アプリのウィンドウが開きます．ここにパーツを置いてネットワークを作っていきます．
Filiusには3つのモードがあり，目的によって切り替えながら利用します．切り替えは画面上部のアイコンをクリックして切り替えます．
シミュレーションモード
▶️ アイコンをクリックすると，シミュレーションモードになり，ネットワークの動作を確認できます．
ドキュメンテーションモード
✏️ (えんぴつ)アイコンをクリックすると，ドキュメンテーションモードになり，テキストや画面の塗りをつかって作成したネットワークの注釈を記入できます．
デザインモード
🔨アイコンが選択された状態で，左のペインからネットワークを構成するパーツを選んでキャンバスの上に配置します．
シミュレーション
2台のノートを直結したネットワーク
2つのノートパソコンを用意し，それぞれ
- 192.168.0.10
- 192.168.0.11
のアドレスを設定します．ノートパソコンのアイコンをクリックすると，画面下部にプロパティが表示されるので，IPアドレスを変更します．
つぎに"Connection"アイコンをクリックし，ノートパソコン間を配線します．配線したいアイコンの上でクリックすることで結ばれます．この場合はNotebook1のアイコンをクリックして，次にNotebook2のアイコンをクリックします．
シミュレーション
2つのノートパソコンを結線できたら，シミュレーターを試してみます．ツールバーの ▶️ をクリックして，シミュレーターモードに変更します．
Software install
より複雑なネットワーク
- ルーター
- DHCPサーバ
- webサーバ
- DNSサーバ
- tcpdump
などより複雑な設定も可能です．