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見積もりって毎回悩みますよね。
スプリント計画で各タスクの作業時間を出すといった細かいものならまだしも、人日ベースの大きな見積もりは未だ難しいです。(正確には出せないと思っている)
それでも、概算スケジュールがー!全体工数がー!とか言われて、何とか見積を提出しないといけないとき、あると思います。
今までの見積もりの問題点(1点見積もり)
タスクごとにリスクや難易度を考慮して算出しますが、自分の首を絞める可能性もあるので、慎重になり時間がかかります。
「最終的にこれくらいかな、いやもうちょっとバッファ積んでおこう!いや待て待て…」といった数字遊びになりがち。
2点見積もりとは
簡単に言うと、各タスクを
- すごく順調にいけばこれくらいで終わる!(最小工数)
- 万一ハマってしまったらこれだけかかりそう。。(最大工数)
の2パターンで算出する方法です。
※2点見積もりが意外とうまくいった話で出会いました。ステキ記事。
実践してみた
記事にある通り、
- 最小工数
- バッファ(=(最大工数 - 最小工数) / 2)
で算出していきました。
以下、数回実践してみて感じたことです。
良かった点
- 見積もりがサクサク進む!
最短でこのくらい、ハマってもこれくらいあれば、といった感じでスムーズに見積もれます。
1点見積もりで数字調整に悩んでいた時間はなくなりました。
- 遅延に早く気づける!
最小工数でタスクが完了していないということは少なくとも超順調にはいかなかったということです。
あと少しで終わりそうなのか、何か問題が発生しているのか、最小工数消化時に担当者に確認するといいでしょう。
悪かった点
特にないです。
強いて言うなら「2点見積もりって何?」と聞かれたときに、説明する&理解してもらう必要があるといったところでしょうか。
ただ、失敗したなと思うことはありました。
失敗した点
最小工数に余裕を持たせてしまいがち。
「最小工数が最小ではない!」と感じたことが多かったです。
今までの保守的な見積り経験が無意識にそうさせるのでしょうか。
もっと攻めなければ!と思いました。
バッファを含めた1本の線にしてしまった。
スケジュールを作る際、最小工数とバッファを合わせた工数で線を引いてしまいました。
これは、上司やクライアントに見せる際に仕方ないときもあると思っています。
ただ、このスケジュールを開発チームの日々の進捗確認で使用してしまうと、最小工数とバッファの境目がわからなくなり、2点見積もりのメリットはなくなります。
素早く遅延に気付くためにも、きちんとバッファの線を引くことをお勧めします。
さいごに
2点見積もりオススメです。個人的にはサクサク見積もれるのが嬉しい。
是非試してみてください。
また、今回実践したのは数人月規模の案件でしたが、スプリント計画などの数時間単位の見積でも利点はあると感じています。
プランニングポーカーの代替品としてもいいかもしれません。
それではステキな見積りライフを。