#Pythonのデータ構造とは
データ構造とはデータを格納する形式のことであり、Pythonには4種類の基本的なデータ構造がある。それはリスト、タプル、集合、辞書である。そして、データ構造に格納された各データのことを要素という。本記事ではPythonの4種類のデータ構造への要素の追加、削除などの操作の仕方をまとめる。
#4種類のデータ構造の操作
関数やメソッドの中の"イ"の文字はイテラブルの略である。
リスト | タプル | 集合 | 辞書 | |
---|---|---|---|---|
作成 | [値,...] list(イ) |
(値,...) tuple(イ) |
{値,...} set(イ) |
{キー:値,...} dict(イ) |
例 | [0,1,2] list(range(0,5)) |
(0,1,2) tuple("ABCD") |
{0,1,2} set("abab") |
{"a":1,"b":2} dict([("a",1),("b",2)])} |
要素の 追加 |
リスト+=イテラブル .append(値) .extend(イ) |
- | .add(値) 集合|={値,...} |
辞書[キー]=値 |
例 | .append("a") .extend(["abc"]) |
- | .add("abc") food|={"milk","egg"} |
value["egg"]=200 |
削除 | del リスト[インデックス] .pop(イ) .remove(値) |
- | .remove(値) .discard(値) 集合-+{値,...} |
del 辞書[キー] .pop(キー) |
例 | del a[1] a.pop(1) |
- | food-+{"milk","egg"} | del value["egg"] |
連結 | リストA+リストB | タプルA+タプルB | 集合A|=集合B | 辞書A.update(辞書B) |