SQL CASE文でテーブルの内容を分類する

背景

実務だと、「DBをさまざまな角度から検討したい」って時、ありますよね。
（年齢別、地域別、性別、など。）

そんな時にcase文を使用することで実現できるとのこと。

目的

さまざまな切り口でデータを分析するときに、
case文を使用して抽出するイメージができるようになること。

キーワード

• case、group by,
• 部分集合、集約関数

例題（※SQL実践入門から抜粋）

下記人物テーブル1から人物テーブル2を作成したい。

人物テーブル1

名前	年齢
An	30
Ad	21
Bate	87
Be	54
Bill	39
Ch	90
Da	12

人物テーブル2

年齢区分	人数
子供	1
成人	5
老人	2

子供は Da　の1人
老人は Bate、Ch　の2人👬

回答

select　
    case when 年齢 < 20 then 子供　
    case when 年齢　between 20 AND 69 then 成人
    case when 年齢 > 80 then 老人
    else null END AS 年齢区分
    , count(*) AS 人数
from 人物テーブル1
group by 年齢区分

学び

• 完成系のテーブル（今回ではテーブル2）を先に作ると、SQLを書く前のとっかかりとしてわかりやすい。

• 2つのパートで考えるとわかりやすかった。

1. 各レコードを、どの部分集合に当てはめるか
   => 　Bate と Ch は「老人」の部分集合

2. その集合に対してどのような処理（今回であればcount）をしたいか　
   => 　Bate　と　Ch　の「数を数えたい」

• 集約関数とgroup by の実行計画は、ワーキングメモリ以外は特に注意しなくてOKとのこと

（その他）

• BETWEENは両端の値を含む
• 条件色の「かつ」はAND

次のステップ

case文をたくさん使って慣れたい！