はじめに
環境
OS:Cent OS 6
インストールタイプ:Basic Server
アクセスポイント:
認証方式:WPA2-PSK
暗号化の方式:WPA2
実行ユーザ
全てのrootユーザで実行
無線のインターフェイスが認識されているか確認
iwconfig
以下の様な結果になれば認識されています
wlan0 IEEE 802.11bgn ESSID:off/any
Mode:Managed Access Point: Not-Associated Tx-Power=0 dBm
Retry short limit:7 RTS thr=2347 B Fragment thr:off
Power Management:on
eth0 no wireless extensions.
無線を有効にするための設定
WPAのクライアントをインストール
yum install wpa_supplicant
ネットワーク・インターフェイスの設定
無線のファイルがない場合は下記のファイルを作成する
ネットワークインターフェイスそのものの設定を行うファイル
必要に応じてIPアドレスやサブネットマスクなども指定できる
今回はDHCPでIPアドレスが自動的に割り振られるため、IPアドレスの設定等は行っていない
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-wlan0
DEVICE=wlan0
ONBOOT=yes
BOOTPROTO=dhcp
TYPE=Wireless
MODE=Auto
ESSID=XXXXXXXXXXXXXXXX
IPV6INIT=no
NAME="System wlan0"
ESSIDの「XXXXXXXXXXXXXXXX」にアクセスポイントのSSIDを設定する
アクセスキーの暗号化
アクセスポイントに接続するときのキーを暗号化する
wpa_passphrase "SSID名をここに記述" "アクセスキーをここに記述"
network={
ssid="SSID名が表示"
#psk="暗号化前のアクセスキーが表示"
psk=暗号化されたアクセスキーが表示
}
標準出力で出た結果を、接続するネットワークの設定を記述するファイル、『/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf』に保存する
併せて必要となる設定も追記しておく
完成イメージは下記の通り
ctrl_interface=/var/run/wpa_supplicant
ctrl_interface_group=wheel
network={
ssid="SSID名"
#psk="暗号化前のアクセスキー"
psk=暗号化されたアクセスキー
key_mgmt=WPA-PSK # 暗号化キー管理方式
proto=WPA WPA2 # 暗号化の方式
}
起動時に無線を有効にする
『/etc/rc.d/rc.local』へ起動時に実行するコマンドを追記する
『rc.local』に記述した内容は起動時に1回実行される
編集後の例
#!/bin/sh
#
# This script will be executed *after* all the other init scripts.
# You can put your own initialization stuff in here if you don't
# want to do the full Sys V style init stuff.
touch /var/lock/subsys/local
wpa_supplicant -c /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf -iwlan0 -B
ifup wlan0
すべての設定が完了したら、再起動する
接続先を変更したい場合
以下を修正する
1. /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-wlan0
SSIDを変更
2. 『wpa_passphrase "SSID" "キーワード"』でキーワードを暗号化する
3. 『/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf』に2.で暗号化したキーワードとSSID、暗号化の方式等を必要に応じて変更
4. 再起動