はじめに
CentOS 7 に ffmpeg を入れたい.ただそれだけです.何番煎じなのかもわかりません.
概要
FFMpeg公式を見ると,RPMFusionに誘導されます.
そこで,この記事では,RPMFusionから,FFMpeg 3.4.7 (2020.3.3現在)のインストールを行います.
問題意識
ググってよく出てくる方法は,li.nux.co を使う方法が多いのだが,本当にこれでよいのか?
個人的には,これだと,2.8.xしか入らないのでちょっと不満.
手順
-
yum
は入っているという前提です. - すべて
root
で作業しています.必要ならsudo
経由で実行しましょう. -
yum
で毎回Yes/Noを聞かれるのが困るなら,yum install -y
などで置き換えてください.(-y
の位置に注意)
0. たぶん事前に必要なもの
yum install yum-utils
yum install epel-release
yum install https://download1.rpmfusion.org/free/el/rpmfusion-free-release-7.noarch.rpm
yum update
(1) 後でyumのリポジトリ操作(無効化)をするためにyum-utils
を入れておきます.手作業の方が好きな人には不要です.
(2,3) EPELのリポジトリと,RPM Fusion(free)のリポジトリを追加します.
(4) そして,リポジトリの情報を更新しておきます.
上記のURLは,RPMFusionのRHEL7/free版です.詳しくは,RPMFusionの公式ページで確認して下さい.
参考:https://rpmfusion.org/Configuration
注:rpm
コマンドでインストールする例もよく見かけますが,非推奨です.*.rpm
だろうと,yum
コマンドで一元管理をしたほうが良いです.
1. インストール
yum install ffmpeg ffmpeg-devel
# 下記のリポジトリ無効化をしているなら
# yum --enablerepo=epel,rpmfusion-free-updates install ffmpeg
(1) インストールです.なお,開発に使うとか,何らかのffmpegに依存した別ソフトをコンパイルするのであれば,実行例の通りffmpeg-devel
も,入れておきましょう.
2. 後始末
頻繁にアップデートする必要が無いなら,リポジトリは無効化しておいた方が無難です.必要な時だけ,--enablerepo=
で有効化しましょう.
yum-config-manager --disable epel rpmfusion-free-updates
yum update
(1) コマンドを使って,リポジトリを無効化します.これをしないと,普段のアップデートに支障が出てしまうかもしれませんので・・・
(2) 念のため,updateをしてみて,epelやrpmfusion-free-updatesが反応しないことを確認しておきます.
おわりに
特になし.