はじめに
2022/11/23にAWSがコンテナ開発用クライアントツール「Finch」をOSSとして公開しました。
Dockerが値上げした中で、代替になりうると注目されていたので試しに使ってみようと思います!
Finchについて
詳細についてはAWSの記事が参考になるので、割愛しますが、
現時点で出来ることを簡単にまとめると
- nerdctlと統合されているため、Dockerで使っていたコマンドが使える
- GUIがないのでコマンドで操作をする
- macOSのみがサポートされている
- ボリュームとネットワークのサポートがされている
- 複数のコンテナアプリケーションを実行、テストするための Compose がサポートされている
導入
パッケージをダウンロード
以下コマンドで自分の環境を確認
> uname -a
Darwin XXXX 21.6.0 Darwin Kernel Version 21.6.0: Thu Sep 29 20:12:57 PDT 2022; root:xnu-8020.240.7~1/RELEASE_X86_64 x86_64
最新のリリースパッケージより、OSにあったパッケージをダウンロードし、インストールする
仮想環境を起動
インストール後は初期化して起動する必要があるので、下記コマンドを実行する
> finch vm init
INFO[0012] Initializing and starting Finch virtual machine...
〜〜
INFO[0175] Finch virtual machine started successfully
次回以降は下記コマンドで起動・停止する
起動
finch vm start
停止
finch vm stop
コンテナの起動
下記コマンドで予め用意されているサンプルのコンテナを立ち上げてみます
> finch run --rm public.ecr.aws/finch/hello-finch
public.ecr.aws/finch/hello-finch:latest:
〜〜
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Hello from Finch!
Visit us @ github.com/runfinch
Dockerで使っていたソースを動かしてみる
これまで使っていたDockerfile、docker-compose.ymlを使って起動してみると
> finch compose up -d
〜〜
Loaded image: docker.io/library/XXXX:latestINFO[0715]
Creating container XXXXX
問題なく動作することが確認できました!
最後に
まだ簡単な事しか試せていませんが、Dockerの代替として使えるようになりそうだなという印象です
今後、様々なAWSサービスと連携されることを想像すると、期待しかないので非常に楽しみです♪