#はじめに
Linux mint19.3のLiveUSBで設定保存が可能な状態にするのにちょっとはまったので、備忘録として記録します。
Puppy Linuxでは簡単に設定保存が可能なLiveUSBができたのですが、WiFiの対応ドライバが少ないのか、
内蔵のWiFiが認識されないケースが多々あり、Linux mintの方がこの辺の対応は良い印象。
#概要
LiveUSBの作成はUnetbootinを使用し、出来たLiveUSBにてgrubの設定ファイルを編集します。
#環境
- 作業環境:Windows10 pro 1909
- 作成するLiveUSBのOS:Linux mint Cinnamon 19.3 64bit
- LiveUSB作成:UNetbootin
ちなみに、LiveUSB作成にrufusも使用してみましたが、こちらで作成したものはOSが起動できませんでした。
(こちらの原因は深堀りしていません。)
#構築の流れ
##UNetbotinでLiveUSB作成
現時点で、UNetbotinにてOSイメージのダウンロードからできるLinux Mintのバージョンは19.2なので、
最新版の19.3は本家のサイトからダウンロードしました。
https://linuxmint.com/download.php
保存スペースはUSBの容量と相談。今回は16GBのUSBメモリで2,000MBに設定。
日本語化やWiFiの設定などちょっとした保存ができればよかったので。
この状態では、Linux Mintは起動しますが設定変更は保存されませんでした。
##出来たLiveUSBのgrub.cfgをテキストエディタで編集
X:\boot\grub\grub.cfg
【編集前】
menuentry "Start Linux Mint 19.3 Cinnamon 64-bit" --class linuxmint {
set gfxpayload=keep
linux /casper/vmlinuz file=/cdrom/preseed/linuxmint.seed boot=casper iso-scan/filename=${iso_path} quiet splash --
initrd /casper/initrd.lz
}
【編集後】
menuentry "Start Linux Mint 19.3 Cinnamon 64-bit" --class linuxmint {
set gfxpayload=keep
linux /casper/vmlinuz file=/cdrom/preseed/linuxmint.seed boot=casper iso-scan/filename=${iso_path} quiet splash -- persistent
initrd /casper/initrd.lz
}
linuxの行の末尾に[persistent]を追記しています。
これで準備完了です。これで設定変更が保存されるようになりました。
# 参考
-Ubuntu日本語フォーラム
https://forums.ubuntulinux.jp/viewtopic.php?id=20556