0. 自己紹介
- 2022年4月に新卒入社しました (執筆時点では2年目ホヤホヤです)。
- 理工学部卒でレーザーを使用してCs原子について研究していました。
- 入社してから4カ月間の研修を受講後、オンプレのネットワークチームに配属されました。
- 趣味はツーリングです (YZF-R3に乗っています!)。
1. 背景/目的
AWSに初めて出会ったのは研修期間中に行われたAWS勉強会です。
AWS認定資格を取得しようと思った理由は2点あります。
①社内ではオンプレからクラウドに移行している時期であり、今後AWSの知識が絶対に必要になると感じたから。
②社内で唯一のAWS全冠保持者の方が勉強会の講師をしてくださり、自己紹介スライドにバッヂがたくさん並んでいてかっこいいと思ったから。
2. 試験結果
戦績としては、SOAとANSに落ちています。
その他は一発で合格できました。
3. 勉強に使用した教材等
ここでは私が使用した教材等について記載します。
先に書いておきますが、参考にならない部分もあると思います...。
基本的にUdemyを使用しています。福利厚生で使い放題だったので。
注意事項として、試験の更新が頻繁に行われているため、添付しているリンクの問題集が古いバージョンの可能性があります。その場合は、申し訳ありませんが各自で最新の問題集を探してください。
基本的に試験に関係するサービスは公式などみてハンズオンしています。
3.1. 全体
AWS全体の勉強は大体以下で勉強していました。
3.2. AWS CLF
AWS Certified Cloud Practitioner 認定のことです。
以下の2点で勉強しました。
私は社内勉強会の資料を利用してインプットをしましたが、一般的には以下がおすすめ教材だと思います。
- 【2023年版】これだけでOK! AWS認定クラウドプラクティショナー試験突破講座(豊富な試験問題290問付き)
- AWSクラウドの基本と仕組み
- AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー
3.3. AWS SAA
AWS Certified Solutions Architect – Associate 認定のことです。
以下の3点で勉強しました。
本をしっかり読んで、問題集で理解していないところを把握します。
実はAWSのアソシエイト資格を勉強していたころに新人研修でAWSの実機に触れられる期間がありました。机上の勉強だけではなく実際に触れたことで知識が定着しました。
3.4. AWS SOA
AWS Certified SysOps Administrator - Associate 認定のことです。
AWS認定試験の中では唯一ラボ試験がある試験です。合格に苦労する方も多いみたいです。2023年3月28日から一時的にラボ試験がなくなりましたが、その日からSOAの合格者が激増したみたいです。
選択問題はSAAより簡単だと思います。SAAの直後に受験するならば勉強は不要です(たぶん)。
以下の2点で勉強しました。
- AWS認定資格試験テキスト AWS認定SysOpsアドミニストレーター - アソシエイト
- 試験案内メールについてくるラボ試験の模擬試験
3.5. AWS DVA
AWS Certified Developer - Associate 認定のことです。
以下の2点で勉強しました。
正直、山下さんの本を読み込めば完璧です。
3.6. AWS SAP
AWS Certified Solutions Architect - Professional認定のことです。
長文かつ実務経験がなかったため難しかったです。
問題文がどういう状況のことを質問しているのかすぐに把握する力をつけることがキーポイントです。本でインプットして、とにかく問題をこなしました。
- AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル 改訂第2版 (AWS認定資格試験テキスト)
- 【01版】AWS 認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナル模擬試験問題集(全5回分375問)
3.7. AWS DOP
AWS Certified DevOpsnineer - Professional認定試験のことです。
DVAと同じく、山下さんのポケットスタディを読み込めば完璧です。
- ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト (アソシエイト試験ポケットスタディ)
- デジタルトレーニング20問
- サンプル問題10問
3.8. AWS SCS
AWS 認定セキュリティ – 専門知識試験のことです。
書籍が出ているのでとりあえず読み込みました。
問題も本の最後にある問題集をメインで取り組みました。
他の試験でも出たセキュリティ関連の問題が少し出てきた記憶があります。
以下の4点で勉強しました。
- 要点整理から攻略する『AWS認定 セキュリティ-専門知識』 (Compass Booksシリーズ)
- デジタルトレーニング20問
- サンプル問題10問
3.9. AWS ANS
AWS Certified Advanced Networking - Specialty 認定試験のことです。
受験した頃は新試験に対応する問題集がなかったため、ほとんど問題演習をしていません。落ちているのですが、試験をテストセンターに受験しに行った際に余った時間で、問題を可能な限り覚えて帰り、再試験に向けて対策しました。
執筆時点(5月上旬)では問題集が更新されてきているみたいです。
これから合格する人が増えるかもしれませんね。
ちなみに私はCCNAは保持しています。
以下の5点で勉強しました。
- 要点整理から攻略する『AWS認定 高度なネットワーキング-専門知識』
- AWS Advanced Networking - Specialty ANS-C01完全対応問題集 2023[日本語]
- AWS公式のサンプル問題集20問
- デジタルトレーニング20問
- サンプル問題10問
- 実際の試験問題 (記憶できたものだけ)
3.10. AWS DBS
AWS Certified Database - Specialty 認定試験のことです。
この試験も書籍を読み込みました。
巻末問題もしっかり取り組めば、問題ありませんでした。
足りない分はUdemyで補っています。
- 要点整理から攻略する『AWS認定 データベース-専門知識』 (Compass Booksシリーズ)
- デジタルトレーニング20問
- サンプル問題10問
- AWS Certified Database - Specialty 模擬試験
3.11. AWS DAS
AWS Certified Data Analytics - Specialty 認定試験のことです。
Kinesisをしっかり押さえる必要があります。
この試験はBlackBeltオンラインで関連する動画を2回ずつ見ました。
基本的に観たのは試験要綱に書いてあるサービスです。
また、ハンズオンの教材がgithubにあります。こちらで実際にサービスにも触れてみました。
その後は公式の問題やUdemyで演習です。
- ハンズオン
- デジタルトレーニング20問
- サンプル問題10問
- Practice Exams | AWS Certified Data Analytics Specialty
3.12. AWS MLS
AWS Certified Machine Learning - Specialty 認定試験のことです。
機械学習や統計に関する前提知識があると楽だと思いました。
私は大学でデータサイエンスの授業を受講していたため、その時の勉強がかなり役に立ちました。前提知識がない場合はG検定のテキストか動画を一度見るのをおすすめします。
- 大学時代のノート (本当に参考にならなくてスミマセン)
- 【最短攻略】AWS 認定機械学習 – 専門知識 模擬問題集
3.13. AWS PAS
SAP on AWS - Specialty 認定試験のことです。
SAPを知らないと苦労します。私自身苦労しました。
効率よく進めるために、サンプル問題に出てくる知らないワードをChat-GPTで
検索しました。
参考書や問題集がないので、SCSKの方のブログを読んで、デジタルトレーンニングの20問とサンプル問題10問を解いて試験に挑みました。
以下を利用して勉強しました。
- デジタルトレーニング20問
- サンプル問題10問
- AWS SAP on AWS Speciality 受験対策その1「学習リソース」
4. 今後の目標
「AWS全冠はスタートラインに立ったにすぎない」
とある有名な強強エンジニアの方から言われた言葉です。
全冠したから気を抜くのではなく、さらに気を引き締めて頑張っていきたいと思います。
主に以下の3点を頑張ります。
- アウトプットする
- AWS公式にあるハンズオンに取り組んでみる
- JAWS-UGに積極的に参加して知見を広げる
5. 試験を受ける人へのアドバイス
振り返ってみると書籍や動画講座でインプットしたら、実機を触ってみることが一番の勉強方法かなと思いました。山下光洋さんもインプットしたら実際に自分で実機を触って検証しているようです。