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フリーランスのWEBデザイナー生活を10年以上続ける15の心得

Last updated at Posted at 2018-02-22

フリーランス生活を開始して気付いたら10年目に突入しました。
正確に言うと途中で法人化しているので個人事業主ではないが、
自分一人しかいないためフリーランスという括りにさせてください。

ちなみに自分のキャリアはフリーランスのWEBデザイナーとしてスタートしたので、
これから活動開始しようとしているフリーランスのWEBデザイナーさんの参考になれば幸いです。

#1.仕事を獲得するための実績を用意しよう

在籍していた会社から仕事をもらえるケースを除き、
フリーランスのWEBデザイナーとしてお金を得るには実績が必ず必要となる。
何も実績がない人にお金を払って仕事を依頼するケースはほぼないと思った方がいい。

そのため実績が少ないならまずは何でもいいので作ってから活動しよう。
会社に入って実績を積むのもよし、知人のサイトを作って実績を積むのもよし。

#2.デザイン業務以外の仕事も嫌がらずにこなそう

WEBデザイナーは専門的な業務のためスペシャリストに該当する職業だが、
独立したフリーランスならWEBデザインだけすればいい訳ではなく、
見積もりや請求などの経理業務、新規開拓や商談などの営業業務など
様々な事を自分でこなしていかなければならない。

こうした動きはサラリーマン時代は自分の業務以外はやる必要がなかったのだが、
フリーランスとなれば様々な業務をやる覚悟でいよう。
(※人材派遣会社の仕事であればこの辺はやってもらえる場合もある)

#3.頼れる外注先のネットワークを作っておこう

初めの仕事が少ないうちはいいが、
段々案件が増えてくると一人でできる仕事には量、質ともに限界を感じることがある。

そんなときに役立つのが頼りになる外注先だ。

自分が持ってない能力の仕事仲間を作っておくことと、
自分と近い能力の人も自分の代わりとなってくれる状況があった時に
大変重宝するので日頃からネットワークを作っておこう。

#4.餅は餅屋に任せるスタンスでどんどん外注しよう
仕事が増えてくると自分の得意でない仕事を頼まれることがある。
もしあなたのスキルがクライアントの求めるレベルに達してないのなら、
費用がかかってでもその道のプロに外注しよう。

自分で何でもやろうとすると器用貧乏になりがちだが、
上手く外注して得意分野に集中した方があなたの実入りは多くなるし、
クライアントにとっても外注して質があがった方が満足してもらえる。

#5.前職のプライドは捨てよう
サラリーマン時代に一定の役職に就いていたり、
名の知れた大企業に勤めていたとしても全て過去のことだと自分に言い聞かせ忘れよう。
変なプライドがフリーランスとしての軌道に乗せるのを遅らせることになるだろう。

#6.暇な時期はスキルアップする勉強期間にしよう
売上が安定してない独立初期や閑散期など、
仕事量が少なくて暇を持て余すことがある。

そんなときはスキルアップに繋がる勉強をするのがオススメだ。
フリーランスにとって勉強することは己の価値を高めることに繋がるので、
暇な時間があれば無駄に過ごさずどんどん勉強しよう。

#7.頑張ったらご褒美としてリフレッシュしよう
独立して一人だけだとサボることもできるが、
反対にぶっ倒れるまでガムシャラに働き続けることもできる。

フリーランスで自分一人しかいない場合、体が一番の資本だと忘れてはいけない。
だから頑張った後は、ちゃんとリフレッシュする時間を作って休息する癖をつけよう。

#8.自分の働いた時間を時給換算する癖をつけよう
フリーランスになって仕事を始めてつい計上し忘れがちなのが、
事務や移動や打ち合わせなどに使っている時間だ。
こうした時間も含めて自分の時給を算出する癖を忘れないことが大切だ。

#9.安易な気持ちで人を雇わないにしよう
少し仕事が忙しくなって、売上も上がってきたタイミングで
人を雇うかどうするか迷う分岐点がやってくる。

しかし自分の理想通りの人は大企業やよほど魅力的な会社でない限り、
中々やってこないのが現実である。
※特に売り手市場の今なら尚更。

元仕事仲間や友人などお互いの事をよく分かっている知り合いがいるなら理想的だが、
全くの他人を雇う場合は相当慎重に考えるべきである。

#10.重要事項はメールや文書で記録をとっておこう
人は言ったことを忘れてしまう生き物で、
口頭での約束は何かあった際に証明するのが難しい。
必ず重要なやりとりはメール、文書に記録しておこう。

#11.異業種交流会や青年会議所は時間とお金の無駄である
独立当初や売上が低迷している時は横の繋がりや仕事の範囲を広げようと
様々な異業種交流会などに参加してしまいがち。

しかし、こうした類のものの多くはちゃんと見定めないと、
時間とお金を無駄になることが多いので参加する場合は吟味する必要がある。

#12.直接契約を複数社と結んで安定しよう
クラウドソーシング、人材派遣会社、直接契約と
フリーランスで仕事を獲得する方法は色々あるが
圧倒的に有利な条件を結べるのは直接契約に限る。

直接契約する企業を1社ではなく、
5社以上増やして各企業の売上割合を20%以下に抑えておけば、
フリーランスの不安定さはほとんどなくなるだろう。

#13.取引はいつか終了するものだと思い常に新規を開拓しよう

取引先は旧知の仲であっても決して安心してはいけない。
相手が中小企業の取引先の場合は、経営がいつ傾くか分からないし、
相手が大企業の取引先の場合でも担当者変更によって急に取引終了となる可能性だってある。
だからいつだって新規開拓することを疎かにしてはいけない。

#14.ブラックなクライアントはどんどん取引を辞めよう
無理難題な要求ばかり、威圧的な態度が多い、よく支払いを渋るなど
ブラックなクライアントと取引をしている場合は勇気を振り絞って取引を辞めよう。

これらの企業と取引を続けているとあなたの商売の運気がどんどん悪い方向に引きづられていく。
売上が下がると生活できないから断ち切れない場合は、代わりとなる取引先を増やしてから実行しよう。

#15.お金を稼ぐのは大変だと心得ておこう
よくフリーランスになればサラリーマン時代の2〜3倍の収入になるとか、
月収100万以上とか耳にしたことはあるはずだ。

しかし、これも誰もがすぐに到達する訳ではないし、
数ヶ月だけ稼ぐことができたとしても、
それを継続的に数年間ずっと稼いでいくのは楽にできることではない。

もしあなたが独立したらサラリーマンより楽して簡単に稼げると思っているなら独立はオススメしない。

以上が私がフリーランスのWEBデザイナーになろうと考えている人へ贈るメッセージになります。
最後になりますが私はこれからもフリーランスとして一人で活動していくつもりなので、
フリーランスを目指す方は一緒に頑張っていきましょう。

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