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【UiPath Apps】UiPath AcademyのレガシーサンプルをWindows11で動かしてみた(2/2)

Last updated at Posted at 2025-04-06

サマリー

学習を兼ねて修正を行ったUiPath AcademyのAppsのサンプル「UiPath Bank Teller Application」について、さらに改良を加えてみました。

UiPath Studioを使って開発をしたことはあるけれど、Appsは初心者の方向けの記事です。

環境

作成していた時期は2025年2月です。
UiPathはコミュニティエディション、Studioは2025です。
PCのOSはWindows11です。

変更した内容

主な変更

  • 日本語化しました
  • Defer Process(ローン繰延)ページのAt Risk(リスク有無)を別のコンテナーに移動し、3列にしました
  • カスタムリストの中の各テキストに、商品名等のラベルを追加しました
  • カスタムリストに表示された行をクリックすると、繰延ローンの情報がテキストボックスに自動的に入力されるようにしました

改修後
改修後.png
改修前
改修前.png

細々した変更

  • 入力欄のツールチップやラベルに説明を追加しました。ユーザー側のオペレーション要員教育の工数を減らす目的です
  • Defer Months(繰延月数)は、整数のテキストボックスにしました。手入力の際、整数以外を入力できないようにするためです
  • アイコンが設定されていないボタンにもアイコンを追加しました。これは、問い合わせ時の情報の混乱を減らし、ボタン名称でも「〇〇アイコンのボタン」でも通じるようにすることを目的としています。しかしながら、アイコンサイズが小さいことから、別の工夫が要りそうです
  • テキストボックスに色を付けました。カテゴライズ目的です
  • テキストの文字が、バインドすると斜体字、無効化すると灰色文字になるのは解除できませんでした。バインドを使用せずに、ジョブが終了した時点で出力引数をテキストに代入する方法は実現できました。しかし、見た目の点を除けば、バインドを使用したほうが良いように感じます
  • ボタンを押したとき、入力欄が空ならエラーポップアップを出すようにしました
  • 繰延できない普通口座(ACCOUNT)を繰延しようとすると、エラーポップアップを出すようにしました

苦労した点

テキストボックスのValue属性に値をセットする場合、WriteOnlyでした。

  • できない× テキストボックスのValue属性←ほかのテキストボックスのValue属性
  • できる〇 テキストボックスのValue属性←プロセスの出力引数もしくはアプリの変数

カスタムリストにプロセスのデータテーブル型の出力引数をバインドする場合、列名をThisRowに書きます。列名がBALANCE(残高)の場合は以下の書き方です。
ThisRow("BALANCE").ToString
ThisRowはカスタムリストの外からは参照できません。
各行処理アクティビティを思い浮かべるとしっくりきました。

Apps開発画面は、30秒にいちど自動保存されます。エクスポート機能を使ってバックアップができますが、Undoできるとありがたいです。

Appsの利用シーンをイメージ

UiPath Appsに適している業務として、以下のような特徴を持つものが考えられます。

  • 処理量はそれほど多くない
  • 結果によって上長へのエスカレーションが必要
  • 一件ずつ検索や確認が求められる

既に単純な操作を大量に処理する業務は自動化が進んでいる一方で、さらなる効率化が求められる状況では、プロセスのみの実行よりも柔軟な対応ができるUiPath Appsを利用することで、期待に応えることができそうです。

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