以下は、TSOの操作方法を記載しています。
はじめに
【z/OS(ゼットオーエス)】とは IBM製のメインフレームという大型の汎用機のOSです。
このメモは、z/Oで使用する対話型処理を行うための機能であるTSO(Time Sharing Option)のコマンドまとめです。
○TSOのログイン(エミュレーターでホスト・コンピューターへ)
・LOGON
⇒ログオン後(またはスペースを開けて)Useridを入力するとTSO/Eログオン・パネルが表示
Command にISPFの自動起動コマンド、Size にユーザが使用する領域の設定等を行った状態で
Password を入力するとログインする(ISPF:対話式システム生産性向上機能のプログラム開発支援ソフトで、JCLやプログラムの編集等が可能)
○編集系のコマンド(JCLの編集(EDIT)等で使用)
・END(PF3)
⇒編集を終了(だだし、初期設定では、データを自動保存する AUTOSAVE がされるので注意)
・CAN(PF12)
⇒キャンセル 編集を保存せずに終了(修正する必要がない場合はこちらで終わるようにする)
・SAVE
⇒保存 編集中データを保管
・F '検索したい文字' ALL
⇒文字を検索
⇒FIND(PF5) でファインド(次の文字を検索)
・F 400,'検索したい文字' ALL
⇒カラム400を指定して 検索
・X 400,'非表示にしたい文字' ALL
⇒カラム400を指定して該当検索値を非表示
・F 536 '検索したい文字' ALL
⇒カラムを指定して 検索
・C '置換する文字' '置換結果文字' ALL
⇒置換する文字 を 置換結果文字 へ 置き換え
・COL
⇒画面にカラムを表示する
・RES
⇒メッセージを消す
○ラインコマンド(操作したい行の1桁目~6桁目に記載する)
・C
・CC コピー(範囲)
⇒CC と CC の範囲指定したラインをコピー
・M
・MM 移動(範囲)
⇒指定した範囲の行を移動する
・I
・In(nは数字)
指定した行の下にn行の空白行を挿入
・R
・RR コピー(範囲)
⇒RR と RR の範囲指定した行を繰り返す
※ライン(コピー等)後に、基本コマンド
CUTを入力し、その後、別のJCLで
ラインコマンド「A」を入れた状態で
PASTE をすると別のJCLへ貼り付けが可能