会社のPCにWSLをインストール
linuxのmanを見たり、簡単なshellを試したりするのに会社のPC(Windows10Pro)にWSLをインストールしました。
たまに環境が汚くなったら消して入れ直すので、その時のためのメモ(備忘録)。
インストールは、Microsoft Storeからサクッとインストールします。
useridとpasswordを聞かれるので適当に設定(忘れないように!)。
Proxyを通すために環境変数を追加
社外に出るのにproxyを経由するので、~/.bashrcに環境変数を追加する。
(省略)
export ftp_proxy=http://<userid>:<password>@proxy.company.co.jp:8080
export http_proxy=http://<userid>:<password>@proxy.company.co.jp:8080
export https_proxy=http://<userid>:<password>@proxy.company.co.jp:8080
useridとpasswordは管理者の方に確認してください(linuxのuseridではありません)。
パッケージを最新化します。
$ sudo -E apt update && sudo -E apt upgrade -y
sudoに「-E」オプションがあるのは、ログインユーザーの環境変数(proxyの設定)を読み込ませるため。
日本語ロケールに設定
下記コマンドで、コマンドの出力を日本語に変更。
$ sudo -E apt install language-pack-ja-base language-pack-ja ibus-mozc
続いて「locale」を更新。
$ sudo update-locale LANG=ja_JP.UTF-8
一度、WSLを閉じて起動しなおす。
以下のコマンドでもいいかも。
exec $SHELL -l
LANG変数を確認し、dateコマンドを実行して日本語表示するか確認。
$ echo $LANG
ja_JP.UTF-8
$ date
2018年 3月 7日 水曜日 12:20:12 DST
manコマンドの日本語化
下記コマンドで日本語マニュアルをインストール。
$ sudo -E apt install -y manpages-ja manpages-ja-dev
manコマンドを実行し日本語表示するか確認。
man bash
タイムゾーンの変更
初期状態では、タイムゾーンが「DST」となっていて、日本標準時になっていないので下記コマンドを実行し変更。
$ sudo dpkg-reconfigure tzdata
続いて「東京」を選択し[Enter]。
WSL2にアップデート(2019.09.02追記)
参照:公式ドキュメント
- 管理者としてPowerShellを起動
- Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName VirtualMachinePlatform を入力
- wsl -l で使用可能なディストリビューションを検索
- wsl --set-version 「使用するディストリビューション名」 2 でWSL2への切り替えがスタート
PS C:\WINDOWS\system32> wsl -l
Windows Subsystem for Linux ディストリビューション:
Ubuntu-18.04 (既定)
PS C:\WINDOWS\system32>
PS C:\WINDOWS\system32> wsl --set-version Ubuntu-18.04 2
変換中です。この処理には数分かかることがあります...
WSL 2 との主な違いについては、https://aka.ms/wsl2 を参照してください
変換が完了しました。
PS C:\WINDOWS\system32>
プログレスバーなども一切出ずに5分以上掛かったと思います。辛抱強くお待ちください。
気のせいかも知れませんが sudo apt update && sudo apt ugrade -y
がやたらと早くなったような気がします。
以上