🎯 はじめに
私は、現在社会人歴10年目で転職を機にリスキリングをしたいと思い、令和6年度秋期の応用情報技術者試験を受験しました。
これから応用情報技術者試験を受験する、しようか迷っているという人に読んでいただければと思います。
🔥 挑戦の理由
元々、応用情報は9年前の新卒1年目の時に2回受験したことがありました。
しかし、当時はモチベも低く不勉強だったので2回とも不合格となり、それ以降諦めていました。
時は流れ、転職先の強強エンジニアと一緒に働く中で、10年間エンジニアしてきたけど圧倒的に知識量が足りない、何か勉強しなければという危機感と焦りを感じ始めていました。
その時、ちょうど応用情報の応募が始まっていたので、勢いで受験申し込みをしました。
(応募期間ギリギリに申し込みすると、めちゃくちゃ遠い試験会場になるのを思い出して、なるべく近くの試験会場にしたかったので即申し込みをしました)
✅ 受験してよかったこと
応用情報を受験することのメリットの話をして、これから受験する人のモチベを上げたいと思います。
私が応用情報の勉強してよかったと思うのは、幅広い知識を体系的に学べたことです。
当たり前のことを言いましたが、エンジニア業務と関わりの少ない領域の知識を学べるので、ふとしたタイミングでその知識が活かされたりします。
例えば、営業部門の報告会でビジネス用語が飛び交ったりしますが「あーあれね」と分かったり、会話の内容を専門用語で言うとこれね、みたいに逆引き、要約できたりします。
会社によっては、応用情報の資格取得が昇給や評価基準の一部となっており、それが動機で受験する方もいらっしゃると思うのですが、(9年前の私がこれ)
ベンチャーや中小企業など、エンジニアリング以外もオールラウンドにやる場合は、応用情報の学びが即効で生かされる機会があり、学びの喜びを感じることができます。
📊 試験について
まず結果はこちら。
午前午後の詳細はこちら。
📚 学習方法
学習方法を紹介したいと思います。
私のやりやすかった方法なので、一例としてみていただければと思います。
📝 計画から始めよう
まず、試験申し込みした日に、Googleスプレットシートに学習計画表を作成しました。
学習方法は、いろんな人がYouTubeやQiitaに上げまくっているので、参考にしました。
計画の内容は、ホップ、ステップ、ジャンプの3段構成としました。
🟢 フェーズ1
ここでは、午前知識をつけるフェーズとしました。
最初から専門書を読んだり過去問を解くと、難しい!分からない!とモチベが下がりそうだったので、「YouTubeを見る」だけにしました。
このように、なるべく導入ハードルを下げて、YouTube見たから今日はOK、Done!みたいな感じで、「作業興奮」をうまく利用し、モチベーションを保てるようにしました。
また、YouTubeを見終わったら午前テキストを2周読むことにしました。
キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者
🟡 フェーズ2
ここでは、本格的の午前の過去問を解きつつ、午後の学習も始めるフェーズです。
応用情報は午後が鬼門なので、早めに学習をスタートするようにしました。
午前の過去問は、平日のみ、1日40~80問を解くようにしました。
みんな大好き過去問道場を使いました。
応用情報技術者過去問道場
午後のテキストは、土日祝日だけ行い、1日1分野の演習を解くようにしました。
応用情報技術者 午後問題の重点対策
🔴 フェーズ3
午後の過去問を中心に解くフェーズです。
ここでも、過去問道場を使わせていただきました。
週2日ほど在宅勤務が可能だったため、在宅の時は午後の過去問を2問、土日祝日は4~5問解くようにしました。
出社日は、電車の中で午前過去を解くようにしました。
🏃 あとは実行
計画を見ながら毎日ひたすら実行しました。
実行してみて計画に無茶があったり、逆に余裕がある場合は、都度修正しました。
🕘 午前での取り組み
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フェーズ1の半分くらいでテキスト1周目が終わったので、2周目と並行して午前過去問にチャレンジ
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フェーズ2の午前過去問は、直近2回は出題されないと言われているので、直近2回を除いた10回分を2周
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午前の過去問はとにかく通勤時間や食事中など "ながら" で1日のノルマをこなしていった
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計算問題は "ながら" ではできないかったので、集中できる時に分野ごとで解いた
🕒 午後での取り組み
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フェーズ2の午後テキスト演習は、1日6問はかなりきつかったが、朝昼夜で2問づつ区切って解く
- 昼はあと1問やれば終わり!終わったらフリー時間!みたいに飴と鞭を駆使してモチベを保った
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フェーズ2でテキストの演習を全分野通しで解き、成績の良かった分野を選択分野とした
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フェーズ3では、得意分野を伸ばす
- 過去問で不正解のものは、過去問道場の解説をチェックする
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選択分野の用語対策に合格教本を読む
💪 モチベを維持するために
外的なモチベ維持に、YouTubeで合格した人の動画を見る、SNSで同胞の学習ポストを見るなどを行いました。
内的には、合格年齢平均を超えている!受からないと!と思ったりもしました。
また、飲み会がある日は休みとしました。
結果論ですが、連続で休みの日にしないことでモチベ低下を防げたように感じます。
一度、学習をやめてしまうとそれが癖になって、モチベも下がるし、罪悪感からもういいやと諦めに繋がってしまいます。
🎧 隙間時間を活用
午前の過去問を解く際にも言いましたが、徒歩中、お風呂の中、ストレッチ中などちょっとした空き時間に "ながら" で何かしらのインプットをするようにしました。
特に、最寄り駅まで歩く10分は耳だけが開いているので、YouTubeの用語解説を何度も繰り返し聞いていました。
📅 試験当日の立ち回り
応用情報は午後が本番と言っても過言ではなく、非常に集中力が必要となります。
午後問題を解く体力を温存するため、午前では早めに途中退出できるよう、当日の動きを整理しました。
メモの内容をそのまま掲載します。
ご参考にしてください。
午前開始前(-9:30)
- 朝飯食べる(おにぎり2個)
- 昼飯買う(パン、チョコ)
- 8:30に到着
- 専門書を読む
- トイレ行く
午前(9:30-11:00)
- 1周目
- 計算後回し
- 完全に分かるやつだけマークシートに記入
- 自信がないやつ △
- 分からないやる 未記入
- マークシート位置に気をつける
- 2周目
- △、未記入、計算問題の順で解く
- それでも分からないやつは「ウ」(決めうち)
- 3周目
- 回答の見直し
- マークシートの見直し
- 6割超えてそうだったら途中退出
午前終了後(-13:00)
- 昼飯食べる
- トイレ行く
- 専門書を読む
- チョコ食べて軽く寝る
午後(13:00-15:30)
問題配布中
- 回答用紙から簡単そうなものを推測
- 問1: セキュリティ
- 問2: 経営戦略
- 問3: プログラミング
- 問6: DB
- 問7: 組込み
- 問8: 情シス
- 問10: サービスマネジメント
開始直後
- 5分で残り2問を選ぶ
- 確定分野: セキュリティ、DB、サビマネ(必須+得意分野2つ)
- 残り2問
- 確度高めは、経営戦略と情シス
- 問2: 経営戦略
- NG: 計算問題
- 問3: プログラミング
- OK: テーマ親和性
- NG: テーマ不明
- 問7: 組込み
- OK: テーマ親和性、簡単そう
- NG: 計算問題
- 問8: 情シス
- OK: テーマ親和性、簡単そう
- 選んだ問題に⚪︎をつける
- セキュリティ終わりで30分がベスト
- 13:30
全般
- 時間配分
- 1問25分目標
- 30分で強制終了
- 2問まで32分OK
- 設問文を最後まで読む
- 回答が設問文に沿っているか
- 本文中から抜き出す
- 理由、目的、メリット…
- 回答は本文中の文言を使う
- 下線の前後にヒントがないか
- 絶対ヒントがある
- 文章の後半
- 表、注釈、改ページは要注意
- 関連ワード
- 回答の漢字が間違っていないか
- 思い込みはないか
- 文章の一部だけ読んで判断
- 難しい問題は一回だけチェンジ可能
- マークシート間違いチェック
📝 まとめ
結果より過程が大切。
応用情報は単なる資格ではなく、エンジニアとしての基礎体力を再構築するきっかけになります。
「知識に焦りを感じている」「幅広く技術を押さえたい」人には特におすすめです。
最後まで読んでくださりありがとうございました!!🙇