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ポジティブ心理学を学び、システム開発の現場で実践してみる

Last updated at Posted at 2024-09-12

はじめに

この記事では、ポジティブ心理学を学んで自分の変化を感じ、その実践を、システム開発のチーム現場でもやってみた経験談を書きます。

やってみてどうだったか

チームによい変化をもたらして、これはいいな!と感じてます。

なぜやってみたか

自分の幸せと思う時間を増やしたかったから。
 

とても簡単に言うとこれです。自分のためですね笑

自身でポジティブ心理学に色々を実践してみてすごく変化があって、
1日の多くの過ごしている仕事時間で、幸せに感じられる時間が1分1秒増えたらいいなと思い、システム開発の現場でも試してみました。

 
▶️ポジティブ心理学との出会い

私がポジティブ心理学と出会った時の話を少しだけ。
第一子から復職して仕事に慣れ始めた2021年ごろ。

私の日々は時間に追われて、自分のために過ごす時間はほぼありませんでした。

仕事は多少残業もしてましたが定時で帰宅できていて、職場の上司は気にかけてくれて恵まれた環境です。ただ、なんだか、仕事と家事育児だけをどうにかこなす日々に辛いなと思ってました。

そんな後ろ向きな気持ちをどうにか前向きにしたくて、いろんなきっかけを探していて、たまたま出会い変えてくれたのが、とある朝活コミュニティで出会ったポジティブ心理学でした。このコミュニティでは書籍ベースで多くのポジティブ心理学をベースとしたワークをみんなで取り組み、私にたくさんの気づきを与え、私を少しずつ変えてくれました

 
▶️システム開発の現場へ
ポジティブ心理学は、「なぜうまくいかないか」ではなく、「どうすればうまくいくか」を研究する心理学です。

システム開発の現場では、問題が発生した時に原因を細かく追求され、いつも日々やっていることは特に感謝されないことが多いなと感じています。

人が作るものなので、ミスも起こります。そして強く責めても何も生まれないのになともやもやを感じていました。

システム開発の現場は人と人とのつながりでものづくりしている現場であり、人と人との思いが重なり合ったとき面白い仕事ができ、やりがいや達成感はひと塩です。

そして、その現場が好きで仕事を続けているから、システム開発の現場に適用してみたいと思いました。

やってみたこと

いくつか現場でやってみたことを紹介します。

1)強みにフォーカスする
相手の強みやいいところを探して、見つけて伝えます。
ポジティブ心理学では、VIAという24の性格の強み診断ツールが有名です。

2)感謝をたくさん伝える
感謝をたくさん伝えます。仲間と働いていて、何かフォローしてくれたり、頑張ってくれたり、感謝することだらけです。感謝されると単純に嬉しいですよね。
ちなみに、感謝を伝えることで、相手だけではなく、自分も幸福度が上がるという研究結果があります。

3)最近のよかったことを聞く
デイリーのアイスブレイクに

  • Whats good:最近あったよかったこと、
  • good and news:24時間以内に起きたよかったこと(GOOD)や新しい発見(NEW)

を入れてみました。

ポジティブ心理学では「three good things」が代表的なワークですが、デイリーでは時間も限られているので、スクラムでもよく出てくるアイスブレイクをデイリーに採用しました。

これ簡単なのでぜひ試してみてほしいです!朝イチ、おはようの後のこの会話の時間、好きです。

ポジティブな感情をイメージすることで視野が拡大し、頭の働きがよくなりやる気も湧いてきて物事がよい方向に向かうことが実験により証明されています。(拡張・形成理論)

また、仲間と自分の良かったことや嬉しかったこと、新しい発見にいいねと共感しあう時間は人とのつながりが感じられ、お互いを知ることができます。

最初のうちは、このアイスブレイクになかなか答えられないメンバーもいると思いますが、100円のクーポンがあたったとか、今日天気がよくて気持ちがよいとか、本当に小さなことでよいと促してみてください。

4)成功の責任追求をする
最近のよかったことを聞いたら、なぜそのよかったことが起こったのか、成功に対してどうして成功したのか相手に聞いてみます。
これはデイリーでは少し時間がないですが、人数少なめで時間に余裕があるときなどやっていました。

そこにはその人なりの考えがあって行動しており、強みを使っているので、その強みに気づくことで見えてくるものも多いです。

5)フロー状態を狙う
「目標」に対して、現状のスキルでは多少難しい課題(チャレンジ)に挑戦するときフロー状態になりやすくなると言われています。
夢中な時間があると楽しいですよね。できるだけこのフロー状態を狙って個々のタスクを設定していくことを意識していました。
スクリーンショット 2024-09-12 21.35.29.png

 

6)「最高の状態」をイメージすることを問いかける

これはサブチームリーダ層と1対1で会話するときなどにたまーに使っていたものですが、

最高の状態をイメージして、なりたい自分をイメージすることを声かけしてみていました。
これはできるだけ具体的に、自分がわくわくする状態を描くことが大事です。

チームに対して、チーム内の発言が活発ではない、スキルが低い、レスポンスが悪い、、、など
「ないもの、足りないもの」を探しがちなことありませんか。

「なぜうまくいかないか」ではなく、「どうすればうまくいくか」を考えるには理想の状態を描くことがとてもよいです。

参考に

「ポジティブ心理学」って聞き慣れない方も多いとは思うのですが、
「ポジティブ心理学」は幸福やポジティブな要素を科学的に研究する学問のこと。
科学的に証明されていて、科学的な根拠があるところも特徴です。
これぞという簡単にまとめられたページが見当たらなかったのですが、Wikiの説明ページの説明を載せておきます。

また、私が出会ってよかったと思うポジティブ心理学ベースの書籍を数冊載せておきます。
こちらはチームビルディングに向けた本ではなく、私が朝活コミュニティで読んで、実践して良かった本たちです。
興味持った方がいれば読んでみてくださいね。

さいごに

仕事に対して、少し甘いんじゃないと感じられるかたももしかしたらいるかもしれません。
ただ、ミスはその本人が一番わかっているし、責めなくてもわかっています。不安や恐怖をもつ現場より、ポジティブ感情を増やしつつ現場を高めていくやり方はどうでしょうか。
私の経験や学びがどなたかに少しでも役立てば幸いです。
 
(注意)ポジティブ心理学の学び実践として記載してますが、本日は自分の解釈を加えている内容になっているとは思いますので、その点ご了承ください。

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