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OpenStreetMap ベースのガイガーカウンター測定マップを umap で考える(放射線測定マップの作成 Ⅱ)

Last updated at Posted at 2023-12-04

2022年〜2023年はザポリージャ原子力発電所の状況が注目されましたね。
最近あまり話題になっていませんが、2023年12月2日現在の様子は・・・

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このマップはウクライナの OpenStreetMap ベースの環境マップです。

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こういったのをやりたい! ということで、マッピングの方法で使えそうなものを調べ、試してみました。

要件

  • 無料で使える
  • アカウント失効などで無効にならない
    • 災害時イザ! というときに使うのが前提でそういったときにいつのまにかアカウント失効で機能停止していたということがないようにしておきたいです。
  • スケールできる
  • IoT でデータを自動登録
    • 目下行っているガイガーカウンターをHackでインターネットに接続可能になっています。これを接続を前提とします。とはいえ、直接マップサービスに接続するのではなくゲートウェイ、ストレージサーバ、グラフ化などは別ホストで賄う予定です。

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既存のサービス

IoTでマッピングできるものは ambient など既に多々あります。しかしながら10 年 20 年放置で使えるものを考えてみると、有料サービスの無料枠は経験上規約の突然の変更などで継続性があまり無いなという気がしています。

タイルサーバ

今回は OpenStreetMap ベースでやっていきます。

タイルサーバを自前で構築しようと考えていましたが、調べていくと uMap というのがあることがわかりました。2013年ごろからずっと継続的に使われているようです。

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定番のサービスのようです。有料サービスの無料枠と同様、サービス停止の危険がありますが、以下の観点を見越して、これを使うことにしました。

  • 10年以上同様に使えている
  • 完全無料
    • アカウント失効による利用停止の危険が少ない
  • github でレポジトリが公開されている
    • これを使うと同様のサービスを自前で用意できるのかな?

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使ってみる

アレコレ触って、こんな吹き出しが表示できるようになりました。
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この吹き出しのグラフは、Google Spreadsheet で作ったデータのグラフです。

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これを切り出して、ここ (Qiita) に貼り、この URL を使用しました。

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このイメージURL を uMAP の吹き出しの概要に貼り付けます。
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今回は、全部手で作業をしましたが、この仕組みを元に自動でアップデートなどができるようにしていきます。

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