LibreOffice を Python で開発しようとしてきました。
「LibreOffice マクロを Ubuntu + Python で作る」
https://qiita.com/nanbuwks/items/77d5707b9a2507972676
「LibreOffice マクロ:Pythonでのプログラム例集」
https://qiita.com/nanbuwks/items/1f25e8839089eaefd6d4
「Python で LibreOffice 拡張をステップバイステップで作ってみる」
https://qiita.com/nanbuwks/items/53861bac26c521c4b549
LibreOffice のマクロなどの標準的な開発言語は BASIC。この場合、備え付けの IDE や デバッガなどもある。
しかしながら Python で開発しようとした場合、そういった環境は入っていない。
LibreOffice + Python で極楽?
Python だからお気楽に書けるのかな・・・・Python の開発状況はかなり昔から可能ぽいし、ぐぐれば出てくるよね・・・
実際は・・・
- ドキュメントが不足していてサンプルプログラム頼り
- だけれども過去のサンプルプログラムの多くは謎のエラーを吐いて止まってしまう
- そんなときの出力メッセージは間に挟まっている LibreOffice レイヤから
- メッセージは何の役にも立たない
という地獄みたいな状況になる。
なのでせめてデバッガが必要だなあ。今回はデバッガ環境を作ることにチャレンジ。
環境
環境
- Ubuntu 22.04 LTS
- LibreOffice Ubuntu package version: 1:7.3.7-0ubuntu0.22.04.3
- libreoffice-script-provider-python パッケージインストール済み
APSOをインストール
Python のデバッグ環境は、LibreOffice 拡張で実現します。
APSO (Alternative Script Organizer for Python) 、Python 用の代替スクリプト オーガナイザー
だそうです。
APSO 環境は、Ubuntu などではlibreoffice-script-provider-python
パッケージをインストールしていないといけないそうです。
今回は
「LibreOffice マクロを Ubuntu + Python で作る」https://qiita.com/nanbuwks/items/77d5707b9a2507972676
にてインストール済みでした。
APSO パッケージはこちらからダウンロード、
https://extensions.libreoffice.org/en/extensions/show/apso-alternative-script-organizer-for-python
「ツール」-「拡張機能マネージャ」でインストールし、LibreOffice を再起動します。
ASPOを使ってみる
再起動すると、
「ツール」-「マクロ」に-「Pythonスクリプトの管理」が現れます。
Python ソースレベルデバッガが起動します。