閉じた LAN 内にある、Windows クライアントをメンテナンス作業する。
普通はリモートメンテナンスのために VPN ゲートウェイや ssh でポートフォワーディングする仕組みを作っておく。
だけれども何も設定していないクライアントPC に対し、最小限の設定をエンドユーザーにしてもらってリモートメンテナンスをする、あるいは第三者に一時的に開放してメンテナンスしてもらう、などの場合は以下のような方法を使うと便利。
- USB の 無線LAN アダプタを用意する
- 無線LANアダプタをエンドユーザに接続してもらい、それ経由でリモートメンテナンスを行う
- リモートメンテナンスが終われば、無線LANアダプタをエンドユーザに取り外してもらう
装着している間はリモートメンテナンス可能ということで、エンドユーザにもわかりやすいメリットがある。
前提条件
- クライアントPC は有線LANで接続して通常業務を行う。インターネット接続はできない。
- インターネット接続可能な無線LAN環境がターゲットの屋内にある。
- 無線 LAN アダプタはクライアントPC に装備していない。あるいは有効化していない。
事前に設定
- 必要に応じ、使用する無線LANアダプタの設定をあらかじめクライアントPC に行っておく。
- あらかじめクライアントPC に「NTT 東日本 - IPA 「シン・テレワークシステム」サーバ」をインストール
リモートメンテナンスを行う手順
- リモートメンテナンスをはじめる際、エンドユーザーがクライアントPC に無線LANアダプタを装着し、インターネット接続を有効化作業を行う
- 外部から「シン・テレワークシステム」を使いリモートメンテナンス
- リモートメンテナンス終了時にインターネット接続を無効化する
- エンドユーザーがクライアントPC から無線LANアダプタを取り外す
Wi-Fi を有効にする手順
Wi-Fiアダプタを装着したあと、エンドユーザーに行ってもらう、インターネット接続の有効化。
以下は Windows10 の手順。
画面右下に Wi-Fi の電波インジケーターが表示されていて、電波が強く表示されていることを確認する。
もし、電波が弱かったら本体やアンテナの位置を変えて工夫。
電波インジケータが表示されていなかった場合は、「電波インジケータが表示されておらず、地球儀マークになっている場合」を見て直す。
電波インジケータを押して、指示のある ID に接続して「接続済み」とする。
電波インジケータが表示されておらず、地球儀マークになっている場合
もし、以下のような表示になっていたら Wi-Fi が無効なので有効にする。
Wi-Fiが無効になっていたら、地球儀マークを押して以下の表示を出す。以下の表示が出ない場合はWi-Fiアダプタが有効になっていないので設定をし直す必要がある。
Wi-Fiボタンを押して有効にする
Wi-Fi を無効にする手順
メンテナンスが終わったら、Wi-Fi アダプタを取り外す。
Wi-Fi アダプタを取り外せない場合は、画面右下の電波インジケータを押して
青い Wi-Fi ボタンを押して
地球儀マークにする