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USBメモリをHack(途中まで)

Last updated at Posted at 2021-10-23

USB メモリ。いろんなセキュリティリスクがありますが、コンテンツにウイルスが含まれているとかではなく、ハードウェア的な仕組みで刺すといろんな悪さをする、ケシカランUSBメモリがあります。

  • キーボードの働きをしていろんな操作を行う
  • ネットワークデバイスとして働いてゲートウェイになる
  • ストレージとして保管されたコンテンツを読み出す、改竄する

・・・

「BadUSB」という名前で面白いテーマとして、過去にもとりあげました。

「STM32の開発をしてみよう(AVTokyo2017バッジをHack)」
https://qiita.com/lowlevel/items/5221a43875e1db464fa2

このときは AVTOKYO 2017バッジのマイコンSTM32F103をプログラムして BADUSB としました。

今回は、もっと本格的に一般のUSBメモリコントローラーを使ったHackをしてみます。

USBメモリの構成部品

USBメモリは以下より構成されています。

  • USBコネクタ
  • USBメモリコントローラ
  • フラッシュメモリチップ
  • PCB
  • 電源回路
  • ケースなど

このうち、

  • USBコネクタ
  • フラッシュメモリチップ
  • PCB
  • 電源回路

部分が組み立て済みでフラッシュメモリとケースをつけるだけで自分のUSBメモリが作れるOEM用のボードがあります。

OEM向けUSBメモリボード

そのようなもののうち、良さそうなものを買ってみました。
image.png

Hack に似合う透明ケースとセットで購入。

image.png

コントローラはIS903です。
image.png
いまどき珍しい書き込み禁止スイッチがついています。
書き込み禁止スイッチをコントローラの入力、アクセスLEDをコントローラの出力として使えたらいいな!
image.png

フラッシュメモリチップ 29F16

さて、これにはメモリを付けないといけません。上の写真のメモリ取り付ける場所はBGAとTSOPのパターンがついています。いろんな種類のメモリが付けられるようになっていて、メモリIC用パッドの適合する部分だけをはんだづけします。BGAを手半田するのはめんどくさいので、TSOPのもので対応するものを購入しました。

image.png

届きました。

image.png

image.png

インテルの29F16B08JCNE1 です
image.png

データシートとの照合

これはMICRONのデータシートですが、29F16G という名前は一種の規格のようになっています。そしてそれは16GのNAND Flash を表しています。

image.png

TSOPパッケージ。0.5mmピッチです。

image.png

ピン配置。VCCとVSSに注目し、基板と照合して実装の向きを確認します。

image.png

こちらは IS903のデータシートです。これは同じQFN-64でも2種類あってピン配置が全く異なるので罠。今回は8x8mm のものでした。

IS903の GND が、メモリの VSS に対応しているのでそれを参考に基板パターンを照合します。

image.png

dmesg の反応

これはメモリを実装していない状態で基板をUSBに刺した時の dmesg。
刺すと反応し、/dev/sdb として認識しますがその先に進みません。

image.png

これがメモリを装着した後どうなるでしょうか?

メモリチップのはんだづけ

まず右端と左端だけはんだづけをして位置決めをします。その後全てをはんだづけします。

image.png

0.5mm ピッチなので、AVTOKYOはんだごてにILSタイプの極細こて先を装着して使いました

image.png

image.png

うまくはんだづけできましたが・・・

image.png

失敗?

上の作業のあと USB コネクタに刺しても認識しなくなりました。

メモリの実装は表裏できますが、別面につけないといけないかな?

表側と裏側と2パターン付けてみました

image.png

両方ダメでした。

更に、両面実装したのもダメ。うまくいきませんでした。( 続く・・!)

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