環境

Ubuntu 18.04
Kicad5.1.4
Python3.6

2023/07/08追記

Ubuntu 22.04
KiCad 7.0.6

で実行するとエラーが出ました。
以下の記事で別のやり方で対応しています。

「KiCad7 で PCB基板ファイルを元に footprint ライブラリを作る」
https://qiita.com/nanbuwks/items/fb2850fbe81a64d4ceeb

使いかた

kicad_pcb_to_footprint3-master.zipをダウンロードして適当な場所に展開します。

特に指定しなければ kicad_pcb_to_footprint3-master というディレクトリができるはずです。

次に、
https://github.com/pointhi/kicad-footprint-generator からも、
ZIPをダウンロード、kicad_pcb_to_footprint3-master フォルダの中に
解凍します。


kicad_pcb_to_footprint3-master
├── README.md
├── pcb_to_footprint3.py
├── kicad-footprint-generator-master
│   ├── AUTHORS.md
│   ├── KicadModTree
.
.
.

となるようにします。

pcb_to_footprint.py を編集

フットプリントに反映したいパーツを羅列します。


connector_refs = ("P1",P2","U1","U5","P3","BT1","U4","P4","P5","P7","P8")

その上で、PythonコンソールをPCBNEWから出します。

以下のようにしてpcb_to_footprint3.pyのあるディレクトリに移動します。


>>> pwd
/home/nanbuwks
>>> cd Downloads
/home/nanbuwks/Downloads
>>> cd kicad_pcb_to_footprint3-master
/home/nanbuwks/Downloads/kicad_pcb_to_footprint3-master
>>> ls
README.md
kicad-footprint-generator-master
pcb_to_footprint3.py

kicadプロジェクトのあるフォルダを以下のようにして入力します。


>>> import sys
>>> sys.argv = ['','/home/nanbuwks/storage/KiCad/MDBT50QSTICK/test']

ここではプロジェクトファイルのあるディレクトリを指定していて、出力する footprint ファイルの場所はプロジェクトファイルの場所になりますが、


>>> import sys
>>> sys.argv = ['','/home/nanbuwks/storage/KiCad/MDBT50QSTICK/test/MDBT50QSTICK.pro']

とプロジェクトファイルを指定すると、出力する footprint ファイルの場所がカレントディレクトリになります。

なお、プロジェクトファイルの場所はpcbnewのタイトルを参照。

実行します。


>>> exec(open("pcb_to_footprint3.py").read())


Found project /home/nanbuwks/storage/KiCad/MDBT50QSTICK2019/test/MDBT50QSTICK
Found pcb: /home/nanbuwks/storage/KiCad/MDBT50QSTICK2019/test/MDBT50QSTICK.kicad_pcb
origin 32, 75
writing /home/nanbuwks/storage/KiCad/MDBT50QSTICK2019/test/MDBT50QSTICK.kicad_mod
>>>

フットプリントエディタを起動し、

「File」-「Import Footprint from KiCad File...」
でインポートします。

Edit-Footprint Properties
でプロパティを調整、
パッド番号を調整などをして、
Save as ... で保存するライブラリを指定して保存します。

KiCad PCB基板ファイルからfootprintライブラリを作る

環境

使いかた

pcb_to_footprint.py を編集