本論は、 Makers が文明を変えられるかということについて論じます。
文明にとって、知識は絶対的なものか
タイムリープしたときに、知識があれば無双できるか?・・・未来に起こることがわかっているのであるからバッドイベントの回避や先回りができるようになる。
しかし過去をやりなおすと、未来はそれに応じて変わっていくのであるからタイムリープを繰り返す能力がなければ「未来に何が起こるか」という知識だけではアドバンテージは失われていってしまう。
ではタイムリープではなくて中世の世界観を持つ異世界への転生とすると、現代のテクノロジーのオーバーナレッジがあれば、無双できるだろうか。
あるいは自分が生まれる以前の世界に戻って、現代のテクノロジーのオーバーナレッジがあれば夢想できるだろうか。
昭和16年以前の日本に戻ったということを例として考えてみる。
- ミッドウェーの魔の五分間
- 局地戦闘機雷電開発時の振動問題
- ガダルカナルの泥沼
こういったことがわかっていて、回避できたとしたら、日本は太平洋戦争を勝つことができるだろうか?
あのときこれがわかっていたらということは多々あるが、上記のようなすぐ思いつくようなことを後付の知識で回避できたとしても、それは大きな流れの中ではラッキーな判断が重なったことぐらいの意味しか無い。ラッキーな判断を重ねても、当時の日本の組織や社会的に由来する脆弱性により、結局は太平洋戦争は日本の敗戦で幕を閉じただろう。
このように後付の知識があってとしても、それを生かすインフラや社会的ニーズが揃わなかったり大局的なグランドデザインがそのままだったりだと、タイミングがずれるだけで結局は文明は同じような経路を辿ってしまう。
では、知識は文明にとって本質的なものではないのか? 別の例として、ナチスドイツが原子爆弾の開発に失敗した事例を考えてみる。失敗の原因は多々あるが、特にドイツの物理学者ハイゼンベルクが高速中性子をそのまま用いて原爆を作るというアイデアに至っていなかったことは大きな要因である。高速中性子と高濃縮核物質との組み合わせで原爆の小型化ができるということがわかっていれば、もしかしたらナチスドイツは原子爆弾の開発にもっと力を入れていたかも知れない。現実はナチスドイツにおいて、原爆計画の優先度はかなり低く、重水プラントへ襲撃を許したり、研究が理解されず資金が供給されていなかっりしていたのである。
原爆の開発に早期に成功していれば「高い城の男」(P.K.ディック)までいかなくても、原爆開発にリソースを取られたドイツはバトル・オブ・ブリテンやバルバロッサ作戦を行う余裕が無くなり、原爆開発に成功した後はその威力を背景にイギリス・アメリカと停戦を行いヨーロッパはナチス占領体制がずっと継続していたかも知れない。そうなると1950年台からはじまるアメリカを中心とした物質文明〜第3次産業革命は果たして実現していたかどうか。
少なくとも、この例においては一人のアイデアが、文明の行く末を決める分水嶺になりうるということになる。
基礎知識の限界
しかしながら、 Web や IoT の世界では、今使われているフレームワークやデバイスを使いこなせる知識があっても、そのフレームワークやデバイスの無い世界だと役に立たない。
Web サービスでは SMS 認証と連動したサービスが本筋らしいというのが今になってわかるけれども、それは SMS を受け取れるデバイスが誰でも持っているという社会ではないと役に立たず、そういった前提が無い世界であれば、自分で代わりになるものを実装とかを考えてもあまり現実的ではない。
チート知識として役に立つのは物理の基本原理だとか、ハーバー/ボッシュ法のようなことが最終的に採算が取れるかどうかのようなことになる。
そのような基礎知識があると、それだけで様々なものが理解できるようになる。例えば豊田佐吉は第3回内国勧業博覧会に展示された海外製の織機を見て理解し、オリジナルの織機を開発した。彼は元々手機機の改良を手がけていて、知識を持ってた。
直接的に見えるものでなくても、例えば目で見えない代表の電気電子工学というところでも、昔のテレビには回路図が入っていて、あらかじめ知識があれば回路図を基に理解し、修理することができた。
しかしながら今のテレビの内部は謎のICがあって、そのデーターシートの入手も用意でないことも多々ある。
また、通信技術などはRFCなどを基にした規格を守ることが必要でRFCの存在があること、なおかつRFCだけではうまく通信できず既存の慣習にあわせる必要が出てきたりする。
現代の文明を構成するテクノロジーは、原理原則の基礎知識だけでは太刀打ち出来無いところにあるのではないか。
文明体系に依存するものとリバースエンジニアリングの限界
ブラックボックスになってしまうと、それが立脚している文明体系が利用できないと恩賜を受けることができなくなる。
先のデーターシートにしてもNDA結んだ会社同士でなければ使うことしかできなくなり、その会社の寿命も永遠ではないので、技術が継承されない。
そういった、継承されない前提の技術は、文明の発展という観点からは寄与できなくなってしまう。
例えば核戦争が起こって供給元が失われてしまうと手も足も出なくなって、いくら知識があっても1980年台まで戻らざるを得なくなる。
また、核戦争が起こらなくても会社が秘匿し、ディスコンにして設計データを死蔵してしまうと人類としての発展は期待できない。
クラウドサービスにおいても、クラウドサーバに相当するものを自分で構築できればいいのだけれど、例えば IFTTT などは中身クローズドで API だけ公開しているので、サービス終了したらそれに依存した技術は不完全なものになってしまう。
似たような問題として、ゲームもレトロゲームは残っているのにブラウザゲームは失われてしまい、歴史的保存ができないという懸念がありますが同様である。
上記のような例では、クラウド、流通網、供給元、サービス会社など、今は存在するけれどもそれが利用できなくなるリスクがあり、それに依存した製品・サービスが結構ある。
基幹的なインフラなどはそれに対した対策を立てているけれども、それ以外のものがごっそり失われてしまった場合、様々なサービスの上に立脚している豊穣な文明は維持できなくなってしまう。
わざわざ核戦争や異世界転生といったことを考えなくても、また文明の維持や歴史的保存ということを考えなくても同様である。
今現在において個人や、研究者が昔ながらのやりかたで手を出すことができなくなってしまっている。
例えば、1960年台に電子回路の世界では IC(固体集積回路) が出現して、それまではトランジスターなどを使って自分で組めていたのができなくなった。
それだけならICの内部を公開情報を使って把握することもできたけれども、その後 IC は LSI、VLSIと発展して、中身を回路素子レベルで理解するということもできなくなった。
トランジスター素子自体も、今では店頭販売しているお店はほとんどない。
結果現在では、サプライチェーンで購入できるICを使い、リファレンスデザイン通りに回路を作り、Web経由でブラックボックスのサービスと通信する。ICの出現で電子工作の例を上げましたが、その他の世界でも様々な事務機器はお払い箱になり、スマホやタブレットに置き換えられたものは例えば Unity + クラウドAPI + Apple や Google が作ったファームウェアを前提で作ったものに置き換わる。そういったものが、インフラが失われてしまった場合、 過去のファームウェアが動作するデバイスとクラウドを含めて自分の手で再現できるか? もしできないとすると、そのようなものを作ることが、人類が発展することにつながるのだろうか? そうすることに未来はあるか?
巨人の肩に乗る
しかし自分の手で作るということにこだわりすぎると、大変なことになる。三山崩しをトランジスタ回路で制作したら、畳1枚分になったということを読んだことがある。三山崩しなんて8ビットのマイコンや、スマホで簡単に作ることができるはず。
トランジスタ素子も自分の手で作れるのか? という方向に問を進めると、鉱石を掘り出すところからはじめてトースターを作る実験が有名になったこともある。
三山崩しのお話に戻すと、それをトランジスタ回路で作るなんてことは実質的に無理で、せめてICを使いたい。
ここで、Texas Instruments 社の74シリーズを紹介する。74シリーズはAND,OR、NANDなどの基本的なデジタル機能、それに加えフリップフロップ、デコーダー、演算器などの機能があり、これを組み合わせることで高機能な回路が作れるICで、1960年台より現代までずっと販売されている。
Texas Instruments 社は内部を公開し、データーシート中では回路図やシリコンのパターン写真まで掲載している。
互換品が多数作られ、74シリーズは一般名詞の扱いとなっている。
複雑になりすぎたテクノロジーをブラックボックスにし、デジタル化という概念で一度リセットし、それを組み合わせるという手法を使うと手に負えないようなことでも自分の手で作るようにできることになる。
デジタル化しているので、ばらつきや温度による動作特性、インピーダンス整合などのそれまで常識だったことが一旦隠蔽され、つなぐだけで動くという簡単な世界が出現した。
まさしく、「巨人の肩の上にのる矮人」(nani gigantum umeris insidentes)の世界であると言える。
Texas Instruments 社の74シリーズは1960年台に起こった革命であるが、同じようなことは現代でも多々起こっている。
IoT などの電子工作をするときに、 Arduino がよく使われるようになっている。電子工作には電気の基礎知識が不可欠なはずであるにもかかわらず、しばしばArduinoでは、電気の+とーがわからないしろうとも利用可能である。
Arduino がブラックボックスとなり、Arduino IDEと充実したライブラリを駆使することによって、今まではこういったものを作ることがかなわなかった人々が、新しい物を作ることができるようになっている
Arduino から派生して、小学生でもつくることができるエコシステムも構築されているほどである。
このようなモジュール化は、複雑なものを簡単に使うために役に立つが、世の中に新たに出てきたものの普及のへの敷居を下げるためにモジュールとして使うということもなされている。
「巨人の肩に乗る」もうひとつの例として、電子回路基板作成を紹介する。電子回路基板を自分でつくりたいと考えた時、昔はフィルムにパターンを描き、プリント基板を自分で露光して作る方法などをとっていた。今ではオープンソース・フリーのCADを使い、オンラインで発注して個人のお小遣いではるかに低い労力で作るということが実現してる。
基板ができた次はそれに部品を載せていくが、従来は自分でハンダ付けするなら DIP 部品が前提であった。現在は製品の高密度化が進んでいるので部品の主流は表面実装部品に移行していて、 DIP 部品がだんだん入手できなくなりつつあります。
またチップ部品も、定番の 1608(JIS規格、インチ規格のEIA表記だと0603)で1.6mm x 0.8mm サイズだと自分で手半田できますが、この定番とされていたサイズもだんだん手に入りにくくなっていて、抵抗やコンデンサなどは
- 1005(0402) 1.0mm x 0.5mm サイズ
- 0603(0201) 0.6mm x 0.3mm サイズ
サイズに生産が移行しつつある。このあたりになると自分で手半田も難しくなってくる。
ここらへんの半田づけも含めて工場に発注すると、難易度が低くなってるとはいえ少し前に日本で発注すると10枚で20万円ぐらいかかっていた。
しかしながら発達した工場サービスを活用すると、2万円で3日で基板設計、工場作成、はんだづけまでできて日本へも翌日配達が可能である。このように、発達した現代の流通網を使うことで、世界の優秀なサービスを個人でも使えるようになっている。
巨大文明の産物として、様々なサービス、規格が使用できる高密度集積をした小さなデバイスがある。それらも上記のような世界のサービスを駆使して作ることができる。これは僕が作ったそのようなデバイスである。
巨大文明の産物は、個人では手を出せない印象があるが、新しいやり方を活用することで一昔前では大企業でもできなかったスピードで物事が進められるようになっているのである。
個人のアクティビティには意味があるか
社会の問題を解決し、競争力を確保し、前進するためにはイノベーションだ、と持て囃されている。
次の時代では、 Makers がイノベーションエンジンであるということは世界的に認知されてきている。
コンドラチェフの波動理論で紹介されているような、今までのイノベーションの大本は運河や鉄鋼、原子力であり、そのイノベーションエンジンは巨大資本でないと手がけられないものであった。
しかしながら Makers 利用する手法を使うと、そういった巨大な何かというのは Makers 自身が備えている必要は無くて、機動的に外部のサービスを利用するという手法が使えるようになる。
コアの部分はオープンソースを活用することで、ひとり、あるいは2,3人という少人数で作ることができる。
本論では IoT や Makers を引き合いに出している。それらの言葉はまだまだバズワードであるが、そのような流れが進んでいった先にはどういうことができるようになるのか。以下のようなことが想像できる。
- たとえば常時血中の IgE モニターができる未来
- ロボティクス化したストレージがインフラ化し、所有の概念が薄れた世界
- 平面ディスプレイが網膜投影に置き換わった生活
- ごみ箱が元素回収機に置き換わた文明
こういったものを実現していくために今重要なのは、巨大資本や巨大組織、巨大設備、広告宣伝費ではないはずである。
- 量産するには中国の工場サービスを使えばよく
- 資本は投資やクラウドファンディングというやりかたがあり
- 多人数で事を進めるより少人数のチームで素早くPoCを繰り返す
ことである。
アポロ計画や空港建設、また法律を根本的に変革する必要のある自動運転など、メガプロジェクトでなければできないこともあるが、イノベーションの全てが巨大資本を必要としているわけではない。
ストーリー
現在しばしば起こっていることは、巨大資本の製品よりも、少人数で作った製品のほうがイカしていて、評価が高い。
何がイカしているかというと、技術に優れていることは必ずしも必要ではなく、未来のストーリーを描き、語れること。
それはこうあったらいいという夢想して、伝えること。
あるいは、未来のストーリーを考えて、それに基づいて一貫した製品開発ができること。
それには会議でもなく、根回しでもなく、個人のストーリーが元になり、フォロワーを作ることが必要である。
文明を変革することが可能であるか
歴史を見ていると、キーマンによる変革が行われていることがわかる。
一人の発明/発見/理論によって文明を変革した例
- ペニシリン
- 相対性理論
- モーブ
一人の活動家が文明を変革した例
- 青空文庫
- GPL宣言
電話の発明など、複数の人間が同時多発的に同じ内容の発明を行っていることがある。しかしながら、上記の例ではこれがこの時になされなければ世界は別のルートをたどっていただろう。
アイデアを世の中の変革を起こすまで影響力を高めるには、量産をしたりムーブメントを起こしたりという大きな力が必要で、上記の例では例えばペニシリンはファイザー社と軍、モーブは自分で作った工場で作った。現在はこういったものを考えた時、アイデアを個人のお小遣いでPoCにして、ストーリーを語ることで大きな力を得る可能性が開かれている。
文明をどこに持っていくか
Makers や IoT で現在作っているものは、わけのわからないものも多くある。しかしそれは役に立たないということではなく裾野が大きいということである。裾野が大きいことは重要で、世界の文明の成り立ちを見ると様々なミームや技術の発展や文化が育っていくには30万の母数がなければいかない。それだけ裾野があれば、確実に実用になるもの、真に社会問題解決できるものが生まれ、育っていく。
さて、今回 Makers を生み出したしたものは、オープンソースハードウェアであり、それはオープンソース・ソフトウェアの土壌から生まれたものであり、それのもとにはカリフォルニアン・イデオロギーがあり、そのもとには自由主義があり、そのもとには西洋科学文明がある。
今、西洋科学文明の文脈は巨大資本主義となり、必ずしも自由やオープンソースではない文脈で進んでいきます。しかしながら Makers としてしなければならないことは、巨大型ではなく、独立分散型の文明であると考える。
ローマクラブの成長の限界により指摘されている通り、資源収奪型は持続可能ではない。今後50年を考えていた場合、持続可能型でかなりのところが自給自足可能な独立した文明である。
現在は巨大なサプライチェーンを活用しているけれども、
将来人間が宇宙に行った時に、宇宙船やコロニー内部である程度は完結していないといけない。
例えば3Dプリンタが今後発展していくとサプライチェーンでものをやりとりせず、それによらずに情報だけをやり取りするというやり方が使える。
それのモデルケースとして、軍隊のサプライを3Dプリンタで調達するということが考えられている。
どこまでできるか
このように、最先端がメイカーによってイノベーションされるのであれば、その方向で究極にどこまでいけるのであろうか。
将来、タイムマシンなどができるだろうか。恒星間旅行ができるようになるだろうか。
今回は Makers がイノベーションエンジンということで論じてきたが、そのエンジンが終焉し、別のやりかたになったとしても、その先、文明の行く先は?
今の物理法則に縛られていて、例えば今の電池だと閉鎖型科学電池でこれ以上のエネルギー密度を得ることは無理ということがわかる。
そういった、既知の物理法則がどれだけ通用するか。
それは、宇宙の彼方を見れば判る。
宇宙のどこかに、ダイソン球や銀河ブラックホールの加工とかをやっているような痕跡はあるか?
ひとつのケースとして、40億光年先にある弾丸銀河団 1E 0657-56 がある。ここでは銀河衝突が起こり、2億度に至る衝撃波が発生しています。
宇宙の彼方で断熱圧縮などの物理法則が通用していて、基本定数が変わっている痕跡も見えず、異星人の超文明も見えないということは、
文明の行く方向は銀河を覆う構造物を作るとか、そっちの方向ではないのではないか。
物質文明がより大規模でより大量のエネルギーを利用するインフレ方向にどんどん進む方向は正解ではないのではないかということが推測できる。
こういったところから、我々がまだ到達していない文明が、どういった方向にあるかが予想できる。
(上の例を使って、以前に光速で伝搬する衝撃波の先には情報が伝搬しているように見えないと論じたことがありましたが、衝撃波は光速の1/10ぐらいであり、誤りでした。)
ちなみに、こういったアプローチとして、望遠鏡を作るという試みをやっている。
日本において、個人のアクティビティを最大化するには
発達した各種サービスを使えば、それを活用することで個人やそれに近い人数でも相当のことができる。
例えば、宇宙開発においての一例が「リーマンサットプロジェクト」である。
こういった、アクティビティを引き出すにはどうすればいいか? 実際には可能なことでも、「やりかたがわからない」という事が多い感がある。
また、それ以上に「できない」として諦めていることが重大であると考えている。
「できない」というのは、資金が不足していたり能力が不足しているというのではなく、
- 忙しくてできない
- 仕事をやめるわけにいかないのでできない
- 子育てがあるのでできない
- 進学があるのでできない
- 介護があるのでできない
というあたり。
全世界的に見るとそうではないかもしれませんが、日本においては現状維持あるいは未来に予想されるイベントに備えるのが精一杯で、
個人のアクティビティが失われている感がある。
終身雇用はとっくに崩れているというのに、終身雇用を前提としたキャリアパスと収入のために他のことができなくなっている。
既に Web 系などでのエンジニアではジョブホッピングが普通になってきているが、同じように仕事の流動性を高め、仕事をするとそれに見合った報酬が取得できるようにする必要がある。
仕事だけではなく、学歴についても小学校、中学校、高校、大学と高学歴を積んでいくことこだわりや、国についても日本でないとというこだわりと、個人のアクティビティは相反しがちである。
一箇所に留まったとして個人のアクティビティを発揮するために説得コストがかかるようなことがあるのであれば、流動性を高めて海外を含めてジョブホッピング、カントリーホッピングして、勢いのあるところに行くほうがずっと簡単に物事が実現できる感がある。
人生として、いろんなしがらみがありますが、こだわりをなくせば Makers として人生の Hack のやりようでいろんなことが簡単になるなと考えている。
なすべきこと
- 国家運営
- 組織の運営
- 家庭運営
- 個人の人生の運営
をイノベーションありきでドライブするには?
- 個人のアクティビティがイノベーションになることを認める
- 巨大資本が利用できるようにすること
- 流動性を高めること。
- 個人に置いては、流動性を高めるために、住宅ローンなどに縛られない人生を選ぶこと。
- 不動産価値に重きを置いてはいけない。