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Ubuntu20.04 で TiMidity++ を使ってみる

Last updated at Posted at 2021-07-31

(夏休み企画 2/20)

TiMidity++

Timidity++ は MIDI 音源ソフト。

image.png

資料
Ubuntu Weekly Recipe の連載「第149回 MIDIとUbuntuの素敵な出会い(1) MIDIファイルを演奏してみる」
https://gihyo.jp/admin/serial/01/ubuntu-recipe/0149
に沿って作業。

環境

  • Ubuntu 20.04LTS
  • TiMidity++ version 2.14.0

インストール

まず timidity 本体と操作画面をインストール


$ sudo apt-get install timidity timidity-interfaces-extra;

音源パッケージのインストール


$ sudo apt-get install freepats fluid-soundfont-gm fluid-soundfont-gs;

起動

資料のように


$ timidity -ig -Oe;

とするとエラーが出た。


$ timidity -ig 

で以下のように起動する。

image.png
これは GTK+ を使った GUI.
ちなみに dash メニューから起動すると以下のような GUI が出る。
image.png
これと同じように起動するには



$ timidity -ia

として起動する。
以下、この GUI を元に説明。

MIDI ファイルを用意する

ex., Public domain MIDI File
「The Mutopia Project」
https://www.mutopiaproject.org/
などから、拡張子が .mid となっているファイルをダウンロード。
なお、timidity は zip 圧縮しているファイルもそのまま読める。

MIDI ファイルを読み込む

「file...」パネルを押すとダイアログが出るが・・・
image.png

ボタンが見えない。透かしてみると本当にうっすらと「確認」「すべてを追加」「Cancel」と文字が書いてある。

image.png

また、ファイル選択も不安定だったりしてなんだかなあ。

追加したファイルは曲名のパネルを押すと一覧が出てくる。
image.png

再起動してもこれは保持される。リストを消すには「file...」→「演奏ファイルリスト (Ctrl-F)」で「削除」または「すべてを削除」

演奏

image.png

プレイするがシークバーやボリュームコントロールは効かない。
代わりに

  • 「V」キーでボリューム Down
  • 「Shift」+「V」でボリュームUP
  • 「F」で10秒フォワードシーク
  • 「B」で10秒リワインドシーク

そのほか、

  • 「G」キーでスペクトログラム表示。

image.png

  • 「file...」→「トレース画面の表示/非表示 (Ctrl+T)」でかっこいい鍵盤が出た なお、キー操作で(Ctrl+T)を押してもトレース画面にはならない模様。

image.png

このパネルで ch をいじくることができるかと思ったが触れないようだ。

起動時にトレース画面表示指定するには起動オプションを以下の組み合わせにする。


$ timidity -iat

MIDI入力と接続

ALSA 経由でGUIツールを使って操作してみよう。


$ sudo apt install aconnectgui

image.png

となる。

timidiy をインタラクティブモードで動かしていると 外部からの MIDI 信号は受け付けられないようだ。


$ timidity -iA

として、デーモンモードで起動

image.png

入力できるようになった。


$ sudo apt install vkeybd

として仮想キーボードをインストール

起動。

image.png

このままでは音が鳴らないが、
image.png
これで TiMidity から音が出た。

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