現在開発中のオープンソースハードウェアのIoT化キットです。
- 電池で動作
- 1ヶ月
- 火災を起こさない
- 安い
- カメラ
- 防水
Ver0.3で現在開発中ですが、様々な応用ができます。ソフトウェアを自分で開発する人のために、イベントなどの機会にハードウェアキットを頒布します。
設計ファイルはこちら
https://github.com/nanbuwks/WildlifeCaptureOperation
全体の構成図
回路図
想定利用シーン
キットの作成
ケース部分
内部のスポンジを適宜切り、基板にホットボンドで接着します。マジックテープを使ってケースに取り付けてください。
回路部分
内部にはシリアルUARTのバスがあり、
- STM32のPA9,PA10(TX1/RX1)
- LPWAモジュールのRX/TX
がつながっています。
また、写真の箇所のジャンパーを接続すると、
- NanoPiのGPIO上のUART TX/RX
に接続できます。ジャンパーのつなぎ方でストレート/クロスに設定できます。
NanoPi
ウラ面にNanoPiが取り付けられています。SDカードをご用意いただき、OSインストール、プログラムを設定して下さい。
電源のON/OFF
本来はSTM32のスリープ機能を使い、電源管理を行うようにする必要がありますが、開発中はスイッチ代わりにジャンパーを使ってON/OFFしてください。また、ACアダプタを使うこともできます。3.3V 2A程度のACアダプタをお使いください。また電池と同時に使う場合は逆流にご注意下さい。
オプション品
カメラ
USB接続のカメラを接続できます。写真では、余計な配線を切って直接はんだづけしています。
電池
18650 規格の電池を使います。罠猟などでは火災防止のため、通常のリチウムイオン電池の18650よりも、写真のようなLiFePoを使うのがいいでしょう。
センサ
罠センサのために、磁石でプラグを作り、キャッチャーを接続します。
キットにはリードスイッチ(磁石が遠ざかるとスイッチが入るタイプ)が装着されています。
プラグとキャッチャーはオプションです。以下のパーツを使って作成し、加工して下さい。
GPSコネクタのRXはSTM32のTX2,TXはSTM32のRX2につながっています。
キャッチャー、磁石プラグ
磁石、4mmスペーサ、メガネ金具、4mm皿ネジなど、写真のような部材で作ります。
センサーパイプ
水道管をカットして作ります。ケースに穴を空け、ホットボンドで固定して下さい。
ナットで高さを調整します。
通信モジュール
サイドにUSBコネクタがあり、NanoPiにつながっています。ここにセルラーモジュールであるABIT AK-020を収納できるようになっています。
また、基板上にはLPWAモジュール用のパターンがあります。Interplan の IM920 または ES920LR を接続できるようになっています。こちらの方は、STM32ボードのUARTシリアルポートと接続しています。
LPWAモジュール IM920
開発に際してわからない時は
オープンフォース @nanbuwks までご連絡いただけましたら。