2020年11月15日開催の、日本Androidの会秋葉原支部ロボット部 第98回勉強会のはんだ付け大会のテキストです。
はじめての方向けに、説明します。
「AKBONE2020 ではんだづけをはじめよう」
https://note.com/nanbuwks/n/n7a8f31cf9781
で説明している、はんだづけトレーニングキット AKBONE2020 にはんだづけしていきます。
道具をそろえよう!
最低、以下を揃えましょう。
- はんだごて
- はんだ
- こて台
- ニッパー
- 下敷き
- (メガネなど)
はんだごて
今回のは鉛フリーはんだを想定して指導をします。 鉛フリーはんだはキット購入者には同梱しています。 自分で鉛その場合鉛入りはんだを用意していただいてもいいですが、指導内容に合わせたい場合は鉛フリーはんだを用意してください。
鉛フリーはんだを使うことになるので、はんだごては高品質なものが必須です。 初心者にもオススメできるはんだごてとして、以下のものがあります。
白光 ダイヤル式温度制御はんだこて FX600
はんだ
鉛フリーはんだです。0.8mm径のものがキットに添付しています。0.8mmないし1mmが使いやすいです。
コテ台
コテ台は、通信販売などで使いやすそうなものを用意してください。
写真のうち、小さいのは携帯用の簡易型です。
大洋電機産業のST-30です。
その他の2つは中国から通信販売で買いました。
コテ先クリーナーがついています。汚れたり余分なはんだがコテ先についた場合に、これできれいにします。
ニッパー
小さなものを購入しましょう。高くなりますが、歯面が平になっているものが便利です。
下敷き
机を焦がさないように、ダンボールの切れ端などを用意しましょう。
(メガネなど)
老人の方は、小さいところがよく見えるように老眼鏡などが必須です。僕は深センで買ってきた顕微鏡を活用しています。
老眼でない方は、ゴークルなどを使うことが望ましいです。
はんだごての設定
温度を370℃に設定します。気温、使用するはんだ、コテ先の状態などによって微妙に温度が変わるので、はんだが水のようにスッと溶ける温度になるよう、5℃ぐらいの刻みで少しずつ調整してください。温度が高すぎると溶けやすいですがはんだが酸化してはんだ付けしにくくなります。水のようにスッと溶ける温度の最低限にするのがいいでしょう。
はんだごて先は、常にはんだで濡れている状態が必要です。温度を上げて溶けたはんだでコーティングしてください。コテ先クリーナで余分なはんだを除去します。
常に、このようにキラキラした状態にしておいてください。
はんだ付のはじめての練習:AKBONE2020 を例にして
トレーニングキットAKBONE2020の最初の組み立ては32本のピンのはんだづけです。これを例にしてやっていきましょう。
端からつけていきます。
アンヅゥトロワのリズムをつけてやっていきましょう。AKBONE2020 を例にして
アン:はんだごてをピンに接触、ピンをさっと加熱する
ヅゥ:加熱したピンにはんだを接触
トロワ:ピンの根本まではんだが流れたらさっとはんだを外す
このようにして、次々にはんだづけしていきましょう。
一列終わったらもうかなり上達しているはず!