Raspberry Pi の OS はいくつも公開されているが、一般的には Debian ベースの Raspbian や Raspberry Pi OS が使われる。
今回は Debian ベースではない Linux として、 openSUSE を試してみました。
環境
- Raspberry Pi 3
- Model B
- テスト日時 2024/08/20
資料
今回はここを元に作業を行いました。
https://en.opensuse.org/HCL:Raspberry_Pi3
RaspberryPi 3 以外にもそれぞれ解説ページがあるので機種に合わせて読み替えましょう。
資料には、 Leap の最新版として 15.5 を使うようになっています。
しかしながら上記記事のリンクは機能しなかったので、以下のページを見ると、
https://download.opensuse.org/distribution/leap
Leap-15.6 にも RaspberryPi 用イメージは用意されていたので、こちらからダウンロードしました。
https://download.opensuse.org/distribution/leap/15.6/appliances/
RasoberryPi 用には以下のフレーバーが用意されていました。
- E20
- GNOME
- JeOS
- KDE
- LXQT
- X11
- XFCE
- Minimal
このうち、KDE/LXQT/XFCE を試してみました。
インストール
openSUSE-Leap-15.6-ARM-***-raspberrypi.aarch64.raw.xz
をダウンロード。今回は RaspberryPi 3 なので aarch64 と書いているイメージをダウンロードします。
「Ubuntu Linux で Raspian xz ファイル・zip ファイルを microSD カードに書き込む」
https://qiita.com/nanbuwks/items/2c296549ff72dacf7adc
こちらの記事の通り microSD カードに書き込みます。
microSD を RaspberryPi に装着し、起動します。
KDE → NG
openSUSE-Leap-15.6-ARM-KDE-raspberrypi.aarch64.raw.xz
2024/8/15 14:20
1.3 GB
をダウンロード。
インストールして起動すると、数分経過してマウスカーソルが出現しました。
しかしながらここから進まず。断念。
XFCE → NG
openSUSE-Leap-15.6-ARM-XFCE-raspberrypi.aarch64.raw.xz
2024/8/15 14:20
1.3 GB
を試します。
しばらくするとログインウィンドウが出てくるので、 root / linux でログイン
しかしながらこの後マウスカーソルだけ出てきて進みませんでした。
LXQT → OK
openSUSE-Leap-15.6-ARM-LXQT-raspberrypi.aarch64.raw.xz
2024/8/15 14:18
1.2 GB
起動中は、KDEは表示が隠されていますが LXQT と XFCE は起動メッセージが表示されます。
XFCE と同じようにログオン画面が出てきたため root/linux でログオンすると無事デスクトップが表示されました。
今回試した3つの中では唯一まともに動きました