「Ubuntu 上の LibreOffice を PPA 最新版に」
https://qiita.com/nanbuwks/items/d4208badac69141bca21
を施すことで、 最新の TexMaths が使えるようになったので、
0.51から搭載された new Text mode を試してみます。
環境
- Ubuntu Linux 22.04
- LibreOffice Version: 7.6.4.1 (X86_64)
- TexMaths 0.52
Impress で試す
タイトルページを編集して、このボックスに数式を入れ込んでみます。
ここで TexMaths で以下のように入力すると
インラインで記号が入りました。
さて、これから再編集するには!?
「LaTeX」ボタンの近くに履歴ボタンができているので、これを使って前回の入力を呼び出すことができるようになっています。
同じ内容で「LaTeX」ボタンを押すと二重になりました。前の内容を消す必要があるみたいです。
Draw で使ってみる
Impress に限らず、任意のテキストボックスにも数式が入るようです。フキダシを作ってみました。
数式記号ですが、使えないものが多くあります。この理由は・・・
テキストボックスのプロパティを開き、
フォントサイズを変更すると1行に収まりました。
フォントサイズ変更が効くということはこれらの記号類は Unicode のグリフをつかっているっぽいです。それで 数式記号が限定されているのですね。
おまけ 従来のモードで数式を書く
ちゃんと分数を書きたいので従来のモードの数式をフキダシに重ねることにしました。
\begin{eqnarray}
p'&=&p\frac{1-\frac{v}{u}}{\sqrt{1-\frac{v}{c}^2}} \\
&=&\frac{m(u-v)}{\sqrt{[1-(\frac{u}{c})^2][1-(\frac{u}{c})^2]}}
\end{eqnarray}
過去にはUIに番号つき数式ボタンがありましたが、今ではなくなっています。左揃えすると番号がつくようになっているのかな?
\begin{align*}
p'&=p\frac{1-\frac{v}{u}}{\sqrt{1-\frac{v}{c}^2}} \\
&=\frac{m(u-v)}{\sqrt{[1-(\frac{u}{c})^2][1-(\frac{u}{c})^2]}}
\end{align*}
eqnarray
ではなく、 align*
を使うと解決しました。