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LEGO ブロック作品を LeoCAD でつくる1

Last updated at Posted at 2024-05-18

LEGO を使ったCAD はいくつかありますが、その中で LeoCAD はオープンソースで開発されている CAD です。
image.png

ライセンスは GPL v2。
マルチプラットフォームで Windows、Mac、Linux、に対応しています。

また、LeoCAD は LEGO 社よりスポンサーや許諾推薦を受けているものではありません。

環境

  • Ubuntu 22.04 LTS
  • LeoCAD Version 23.03
    • AppImage版

この記事は Linux 上で確認していますが、 MS-Windows や Mac版 も恐らく同様のはず。

インストール、起動

Linux 版は GitHub とか ディストリビューション版パッケージをインストールするなどの方法もありますが、公式ページから AppImage をダウンロードする方法を試していました。。

公式ページ
https://www.leocad.org/

ダウンロードしたら以下で起動します。

$ chmod a+x LeoCAD-Linux-23.03-x86_64.AppImage
$ ./LeoCAD-Linux-23.03-x86_64.AppImage 

image.png

最初の操作

image.png
まずは色を選択します。

image.png
パーツが膨大です。

リストを眺めて選ぶのも楽しいですが、スタンダードなブロックのみを使いたい場合などは、検索で絞り込む必要があります。
image.png

「Brick」を選んだ上で、「2 x 4」と入力すると目当てのが出てきます。

マウス・キーボード操作

image.png
ドラッグすると、CAD 空間の中に持ってくることができ、右上のボールを回転するか、マウス右ボタンドラッグでどの方向から見るか変更できます。

image.png
Alt キーを押してからのマウスセンターキードラッグ、または Shift キーを押してからのマウス右ボタンドラッグで視点を移動することができます。

image.png
ダブルクリックでブロックを選択した後、出現する矢印をドラッグすることでブロックの移動回転ができます。

image.png
マウス操作は意外とめんどくさいので、キーボードで移動回転をする方がうまくいきます。
上下左右PageUpPageDownで三軸移動、シフトを押しながらだと回転移動です。

image.png
矢印をマウス右クリックドラッグすると回転中心を移動できます。しかしながら位置ずれの原因になるのでみだりに使うことはお勧めしません。

image.png
回転中心を移動設定した場合、ブロックセレクト時に範囲指定をするとブロック中心の回転中心を使うことができます。

数値入力

回転しすぎてわけがわからなくなったときなどは
image.png

image.png
プロパティ画面で

image.png
直すことができます。

グリッドと座標

image.png
XYを 1stud にすると、背景のパターンに合わせて配置できます。
image.png

この場合、XYは20ごとに移動することになります。実世界だとこれは 8mm となります。

なお、このブロックの高さは24,ポッチの高さは4、実世界だと9.6mmと1.6mmです。

組み立てる

image.png

いろいろ組み合わせてみました。
image.png

範囲指定からのグループ化ができます。

image.png
空中に浮かして、実世界では実現できないようなものを作ることもできます。

image.png
ブロックでドロイド君のようなものを作ってみました。

既に配置したブロックの色を変えてみる

image.png

新しい色とブロックを選択してから「Piece」-「Paint Selected」で色が変化します。

このほか、image.png
Timeline では、組み立て説明を作ることができそうです。

image.png
Preview で、指定したパーツの単体図を見ることができます。

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