0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

TEA5767 ラジオキット

Last updated at Posted at 2021-08-14

(夏休み企画 6/20)

キッズにラジオを作ってもらおうと思ってラジオキットを探してみました。
中国製のラジオキット。
image.png

見栄えが良くて値段がやすいので、試してみました。

TEA5767を使ったキット。

IMG_20210806_172746.jpg

新板と旧版がある。Taobao で でケース、スピーカーを含んだ新キット
49元で入手したが、AliexpressやAmazonなどでも2000円前後で手に入るようだ。

また、 Generic品も沢山あるようだ。

TEA5767

Philips 製の FMレシーバチップTEA5767

外部にアンテナ、コイル、マイコンからのコントロール、プルアップのための抵抗や安定化のためのコンデンサ、水晶ぐらいでFMラジオが構成できる。

日本の周波数でも対応している

  • US/Europe (87.5 MHz to 108 MHz)
  • Japanese (76 MHz to 91 MHz)

データシート。( NXPのものだけれど)

内容品

パッケージ。
IMG_20210806_172558.jpg

内容物一覧。

IMG_20210806_172914.jpg

回路図です

IMG_20210814_153804.jpg

説明書はカラー。

IMG_20210806_172944.jpg

解説は丁寧で、中国語だけれど小学生でも十分できるように作られている。

IMG_20210806_172950.jpg

なのだけれど、

IMG_20210814_153813.jpg

6.の説明と 2. の説明が一緒にななってますね!

組み立て

IMG_20210814_153816.jpg

我が家の小学6年生に、作ってもらいました。
まずは、TEA5767モジュールをはんだづけします。

IMG_20210806_181443.jpg

この後、こて先を替えて、うまくいきました。

IMG_20210806_181720.jpg

一番難しいのは上記のところ。あとはさくさく進んでボードが完成します。スピーカーの接続だけ残しておいて、ケースに組み入れます。

IMG_20210814_152027.jpg

ケース裏側。スピーカーをネジ止めしてからスピーカーのはんだづけをします。
IMG_20210814_152007.jpg

完成!

IMG_20210814_153616.jpg

組立時に出たトラブル

だいたい、小学生で十分に作れたのですが、いくつかトラブルが発生しました。

スピーカー組み立て

ケースのパーツにあらかじめスピーカーのコードを通しておかないといけなかったでした。
IMG_20210814_152020.jpg

スルーホールを埋めてしまいました。

IMG_20210812_193320.jpg

はんだを追加して、はんだごてで強く加熱します。

IMG_20210812_193453.jpg

そのうえで、バーンと叩きつけるとスルーホールに溜まっていたはんだが排出されます。

IMG_20210812_193551.jpg

全然動かない

ICが逆に入ってました

IMG_20210813_155535.jpg

幸いにして、ICは壊れていませんでした。

ラジオ受信できない。

調べてみると、写真の右上のはんだづけがコンデンサに接触していて、I2C信号が伝わっていませんでした。

IMG_20210813_192909.jpg

修正。

IMG_20210813_193453.jpg

キット自体の評価

はんだづけがある程度慣れた、
小学6年に作ってもらって、ほとんどほったらかしで6時間程度でした。

はんだづけ3時間、ケース組み立て3時間ぐらいです。

はんだづけの難易度は小学生でもできる程度ですが、トラブルシューティングできる大人がついておいた方がよさそうです。

また、日本に対応した周波数じゃないモデルだったのを組み立てた後に気がついて残念!

TEA5767は以下に対応してますが、

  • US/Europe (87.5 MHz to 108 MHz)
  • Japanese (76 MHz to 91 MHz)

どちらを受信するかは I2C でコマンドを送る必要があって、CPU に入っているファームウェアが US/Europe となっているため 87.5MHz より下の周波数は受信できません。

CPUは STC の 89C52RC で 8051ベースの8ビットマイコンです。これをハッキングすると楽しいですが、それは今後の課題。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?