原理

今回使っている歪ゲージタイプのロードセルは荷重によって抵抗値が変わります。
抵抗値の変化は微小です。

上記データシートから、 Rated Output が 1.0±0.15mv/V となってますが、これは 1V の電圧をかけたときに、0kg の荷重と 50kg の荷重をかけたときに約 1mV の電圧変化が現れるということを示しています。

分解能を 500g とすると、0.001% の電圧変化を測定する必要があります。以下のようなホイーストンブリッジの応用回路を使うと 0.001% の精密さをそう難しくなく測定ができるようになります。

File:Wheatstone_bridge_with_gauges.jpg
CC BY-SA 4.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/

今回使用したロードセルには赤黒白の3本のワイヤーがそれぞれ出ていますが、以下のようになっているのではないかな。

実装の注意

ロードセルの表側の中心には、以下のように丸い出っ張りがあります。そこに荷重をかけることになります。

以下のように木の板にロードセルを貼り付けました。測定時にはこの木の板を裏返しにし、鉄板にかぶせて測定をしています。

配線。

注意点

ロードセルの裏側には2つの丸い出っ張りがあります。荷重は外側の枠にかける必要があり、出っ張りには触れないようにする必要があります。

適当な金属金具を組み合わせて、端だけに荷重がかかるようにしました。