LibreOfficeはクラッシュ後に起動すると編集中だったファイルをリカバリーしてくれる。
しかし Draw ファイルを編集していると、まれにリカバリーすると Impress が起動してしまう。
ファイルの属性がプレゼンテーションファイルになっているようだ。
環境
- Ubuntu 20.04 LTS (AMD64)
- LibreOffice バージョン: 6.4.7.2 (Ubuntuディストリビューション付属)
であるが、上記の環境に限らず Ubuntu + LibreOffice の組み合わせではかなり前(6~7年前頃)からこの現象は起こっていた。
Ubuntu 以外の環境で再現するかどうかは使っていないので不明。
現象
Impressが開いている。
odg ファイル形式を改めて指定して保存し直そうにも、
なんだこれ。ODF図形描画なのに(Impress)(.odg) となっている。そしてこれを選択して保存しても症状は変わらない。
解決方法
この場合、文書内部の MIME 情報を直す。
MINE 情報を直すには、ファイルを直接書き換える。
操作方法
まず、以下のフォーマットを選択して保存する。
できた fodp ファイルをエディターで開く。
office:mimetype="application/vnd.oasis.opendocument.presentation">
この箇所を
office:mimetype="application/vnd.oasis.opendocument.graphics">
に直して保存。
LibreOffice から「ファイル」-「開く」で開くと
Draw で開けるようになる。これを保存し直しすとOK。